ゆる言語学ラジオが気になっている方へ送る、強気のおすすめ3選
はじめに
ゆる言語学ラジオには全部で202本の動画があります(2023/02/11現在)。
これからゆる言語学ラジオを聞こうとYouTubeやpodcastを開くと、どれを聞いたらいいのか迷うのではないでしょうか。
自分が興味のありそうなものを選べばそれでいいのですが、私はこういうとき、「一体どれを始めに聞けば、彼らのコンテンツの魅力がわかるだろう?」という不毛な意識を持ってしまい、決められません。
きっとこの世の中には、そんな問いに悩まされて夜も眠れない同志がいるだろうと思い、おすすめを紹介します。
本当はたくさんおすすめしたいのですが、プレゼンをする際には3がいいと聞いたので、3つに絞りました。
私が以下でおすすめするコンテンツはシリーズ物になっていて、長いです。
YouTubeの動画は長くても20分くらいが良いと巷で噂がありますが、以下の動画は一回につき、おおよそ30分程度です。
でも、長いだけのことはあります。
どれもゆる言語学ラジオの魅力がダイレクトに伝わる回だと思います。
助数詞(全4回)
もし私が友人や知り合いから、「ゆる言語学ラジオが気になるが、おすすめはある?」と聞かれたら、まっさきにこの回をおすすめします。
助数詞とは、
「りんごが3個ある」とか
「鉛筆が5本ある」とか
ものを数えるときに数字の後ろにくっついている謎の単語のことを指します。
この助数詞シリーズを聞くと
「助数詞は必要なのか?」
「助数詞とはいったい何者なのか?」
という謎に迫ることができ、昨今一大ムーブメントをまきおこしている「序数詞不要論」に反論できるようになります。
また、
「神はどう数える?」
「カステラの数え方」
「琴を数えるときは?」
などの、日常生活でおおいに役に立つ知識を手に入れることができます。
助数詞は身近で誰もが自然に使えるものでありながら、一体何なのかはわからないミステリアスな存在です。
そのため、言葉というものの不思議について興味のある方であれば、楽しめること間違いなしのテーマだと思います。
ピダハン(全2回)
「ゆる言語学ラジオなら「ピダハン」がおすすめだよ」
それだけ聞いて興味を持つ人はまずいないのではないでしょうか。
ピダハンという言葉について、何もとっかかりがないからです。
しかし、この回は面白いです。
この回を聞かないのはもったいないです。
言葉というものが私達の生活や思考にどれだけ影響するのかを実感できる…というとあまり面白くなさそうですが……。
言葉によって人生を変えられたある言語研究者の話が聞けます。
これはドラマです。
パーソナリティである水野さんはこのドラマの語り部です。
平家物語を語り継いだことでおなじみの琵琶法師と言っても過言ではありません。
「た」の探求(全6回)
「た」とはなんでしょう。
そうです、過去の助動詞「た」のことです!
私は日本語学に少し興味があり、学部時代に専攻していましたが、何より私が好きなのは「文法」でした。
研究室には自己紹介で「好きな活用形」について話すような仲間がいました。
私はこの回を一番最初に聞き、ゆる言語学ラジオをこれからも聞こうと決め、エピソード1から順番通りに聞きました。
この回がなければこのnoteも書かれなかったでしょう。
「た」たった一文字で、6回分もあります。
たった一文字で何をそんなに話すことがあるのか?
否、この6回は絶対に必要な6回分である!
おまけ
おしゃれ論文名紹介の回も面白いです。
おわりに
今回ご紹介したもの以外にも、面白い回はたくさんあります。
個人的には、テーマを好きに横断していくような雑談に光る回が多いなあ…と感じています。
「自分たちが語っている本の話は異本」という話が個人的には印象に残っていて、そのスタンスめちゃくちゃいいし、確かに、継がれる形態が書き言葉か話し言葉かの違いというだけで、その通りなのではないか?と思います。
あなたの好きな回もコメント欄などで教えてくださると楽しいのでよろしくお願いします。
このnoteを読むまで聞いたことのなかった方は、もうすでにゆる言語学ラジオの沼に足を踏み入れています。
もう、「どれから聞いたらいいのかわからない!」といったことで、悩みに悩むこともなくなり、ゆる言語の沼にハマっていただけたら嬉しいです。
記事内ではYouTubeのリンクを貼りましたが、各種podcastでも聞くことができます。
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