【熱量全集中】愛すべき音楽をほめちぎる!【ほめほめ感想文】
こんにちは~!Kiitosでございます~!
今回は衝動的に手が動くような感覚で書いておりますが(鼻息荒め)、それは書きたくてしょうがないハッシュタグを見つけてしまったからです!
#スキな3曲を熱く語る というハッシュタグでの募集をnote CREATOR FESTIVALの開催に合わせて行っているとのこと。
ぜひとも、まさに音楽がなければ生きていけない私が、僭越ながらその愛すべき3曲を苦しみながら、もがきながら厳選し紹介したく思います…!
どんな3曲を選ぼうかな…と悩んだ結果、時間軸で選ぶのがいいのではないかという結論に至りました。
ということで今回は、私の音楽観の基礎を作った1曲、いつまでもお気に入りの1曲、最近ありえないくらいリピートしている2曲(ごめんなさい、どうしても選びきれませんでした…)を順に紹介します!
文學少女/BURNOUT SYNDROMES
・なれそめ
この曲はまさに、私を邦ロックの世界に引き込んだ1曲です。大げさではなく、この曲と出会っていなかったら今私の音楽ライフは充実というには程遠いでしょう。それくらい、私の音楽における視野をぐっと広げた1曲です。
失礼ながらこの曲を聴く前はロックというジャンルに対して「うるさそう」という印象を付けて避けるような感覚がありました。しかし、この曲を聞いた時、その印象を拭い去るだけではなく、まるで「自分のために命と時間をささげてくれている」ような熱量と、洗練された音に圧倒されました。歌詞の内容と相まって、当時多感な高校生であった私は静かに涙を流しました。そこからロックを聴きあさるようになるのです…
・魅力、聴きどころ
この曲の魅力は、バーンアウト(愛称)さんでしか出せない文学的かつエモーショナルに紡がれた歌詞、そして独特の青さを持った音の重なりです。
この曲の中でも象徴的で忘れられない歌詞が、
(引用元:https://www.uta-net.com/song/206160/)
です。痣を「綺麗」と表現するその感覚の美しさ。痣や傷に対して特に考えを巡らせることなく「痛そう」、「かわいそう」という感情を持ちがちです。しかし、その痣も彼女の一部。彼女を強くするものかもしれない。私はこの歌詞から、語り手の主人公に対する、「私はまるごとあなたを愛したい」という強い感情を感じました。
また、エレキギターの音のバリエーションが、少女の中にある感情を駆り立てます。少し粗い、ガチャガチャした音の時もあれば、澄んだ高い音でソロギターを奏でるような場面もあり、それが感情の揺れ動きや思春期特有の青さを際立たせていると感じます。
この曲を作ったBURNOUT SYNDROMESさんは、「銀魂」(「花一匁」)や「Dr.Stone」(「Good Morning World!」)、「ハイキュー」(「FLY HIGH」ほか)など、多くのヒット作の主題歌を手掛けています。先日ついに話題のTHE FIRST TAKEにも出演しました(本当にうれしかった)!
ちょっとでも興味が湧いたら、こちら↑もあわせて、ぜひ他の作品も聞いてください!
Night Diver/PELICAN FANCLUB
・なれそめ
この曲はずっと、お気に入り曲のプレイリストに入っています。もう殿堂入りです。
ある夜、本当に心が辛くて眠れず、音楽にしばらく身をゆだねることにしました。するとこの曲がたまたまプレイリストに入っていて、ヘッドフォンから流れてきました。その時、やっと涙が出てきました。なぜか人は辛いときに泣けないのです(私だけかもしれませんが)。確か村上春樹さんも作品の中でそう言っていて、とても納得しました(確か『風の歌を聴け』)。つらいときにしっかりと涙という形で感情を表現させてくれる、私にとって貴重な曲の1つとなりました。
・魅力、聴きどころ
夜の静けさと、夜の道を駆け抜けるような疾走感を兼ね備えた音作りが大きな魅力の1つです。特にボーカル、エンドウアンリさんの曲の雰囲気や曲自体に溶け込む透明感がありつつも確かな存在感を持つ声がそれを実現していると感じています。
歌詞も無視できません。情景描写、聴く人の感情に寄り添うことば、聴く人の背中を押すことば。1人ぼっちにさせない曲です。
情景描写では、
という歌詞が象徴的です。すべてが闇の中に眠る夜の状況を的確に、美しく表現しています。
寄り添うことばとしては、
という歌詞が、「夜は君の敵ではない、君がいてくれればいいんだ」という優しく強いメッセージを引き立たせています。
背中を押すことばは、
という歌詞が、「はじまり」の喜びをともに喜ぶ、武者震いのように表現されています。
(以上3つの歌詞の引用:音楽からの私の耳コピより)
ちりばめられた工夫で震えています。
この曲のPVがYouTubeに公開された際、音楽ナタリーさんの記事に取り上げられており、
(引用:以下の記事より)
と書かれています。
しっかりとメッセージが私たちリスナーに届く、素晴らしいバンドです。他の曲も名曲揃いです。もっと書きたいですが、長くなりそうなので詳しくはまた後日…。ぜひ他の曲も聴いてください!
Sweet Revolution/夜の本気ダンス
・なれそめ
もともと夜の本気ダンスさんの曲はいくつか聴いていたのですが、この曲を見つけてドはまり。ここ最近、なんとなく気分が落ちていたのですが、心地の良いアップテンポで見事に自分のご機嫌を取ることに成功していました。
この曲は特にクールなギターのリフが、「夜の本気ダンス来たー!」と思わせてくれる曲で、最近ありえないくらい繰り返し聴いています。
・魅力、見どころ
夜の本気ダンスさんの曲全般に言えることですが、イントロのリフ、ギターソロがとにかくかっこいい!!!気分がうなぎ上りに上がっていくようなわくわく感がたまりません。
この曲はAメロ(サビ前のところ)が少しダークなメロディーになっているのですが、サビに入ると途端に爽快感が待っています。歌詞がうまいことメロディーにはまっていて、心地いい韻踏みもされています。
(引用:https://www.uta-net.com/song/268654/)
という歌詞がサビにあるのですが、太字の部分が母音aiで共通しています。こんなに立て続けで韻を踏むのは至難の業ですし、リズムや演奏とリンクさせ、リズムに乗せることは簡単にできることではありません。ダンスミュージックのようなノリノリな曲を数多く生み出す夜の本気ダンスさんだからこそ生み出せる最高にかっこいい曲です。
この曲を聴いて「好きだわ~」と感じた方は、他の曲もかなり高確率で好みなはずです!
花束/時速36km
・なれそめ
最近、時速36kmさんが初めてのフルアルバム「輝きの中に立っている」をリリースされたので(調べたら8/25リリース)、わくわくしながら聴いていたのですが、
もう最初の1文を聴いて胸打たれ、しばらく心臓押さえてソファーでごろんごろんしてしまいました。こんな綺麗な曲がこの世に生まれたのか。とにかく美しい。1日1回は聴かないと眠れないくらいお気に入りの曲です。
・魅力、見どころ
おそらく最初の1文で心打たれたのは、ボーカルの仲川慎之介さんの声によるものです。初めの部分は少し話すような音程になっています。そこも不意を突かれたのですが、そこから愛のこもった優しい声で歌が続きます。その後の、
(引用:https://utaten.com/lyric/mi21090232/)
の部分で少し笑いながら歌うような声になっています。ここまで、歌っている表情がはっきりと見える歌声はそう簡単に見つからないと思います。いや、愛こもりすぎやん。ぜひ聞いてください。
声の話で言うと、2番の入りで明らかに仲川さんではない方が歌っています。声の主が誰かという証拠が見つからないのですが、おそらくベースのオギノテツさんではないかと思っています。他の曲でもオギノさんが歌っている部分が多くあります。オギノさんの歌声も素晴らしいんですよ、これが。まずシンプルに歌が上手で、強弱の付け方がかなりの上級者。
最後にはとどめのストレート、叫ぶような「愛してるぜ」。ノックダウンです。
時速36kmさんはこういった「温かい」曲だけでなく、熱量を爆発させるような「熱い」曲を多く生み出しています。
私としては、「ハロー」という曲を聴けば、彼らの世界観や雰囲気が分かると思うのでぜひあわせて聴いてみてください!
ということで、今回は大好きな4曲をかなり自由に、(引かれるくらいの)熱量を込めて熱く語らせていただきました。
しかし、まだまだ音楽愛の炎が収まりきっていませんので、これからもここで挙げたバンドや今回(本当に泣く泣く)選べなかったバンドについて書いていくので、お付き合いよろしくお願いいたします…!
ではではまたね、エンパステレパスでした~⚡