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笹井賞出せた

笹井賞出せた。思わず二度言う。出せて嬉しい。
出すまでは必死だったから考えてなかったけど、連作で50首作れたわけでそれは自信にしてもいいような気がする。

今年は年始に「結果は問わないから、出せる賞全部にまずは出すぞ」と目標を立てた。あたらしい歌集選考会に出したときにまだ100首を泳ぎ切る体力がないことや、連作の作り方などわかったことがいっぱいあった。他の人は知らないけど、多分実戦した方が生き残れるタイプなんだろう。なので技術の向上とか言ってないで出すしかなかった。

進捗としては短歌研究新人賞は出せて、これはすでに予選通過のみと結果が出ている。
5/31締め切りの角川短歌新人賞は出せなかった。体調を崩したのと、激務だった仕事がちょった落ち着いて気が抜けてしまった。〆切の一週間くらい前に、これは無理だなと諦めた。

角川出せなかったなーと思っていた頃に短歌研究新人賞の発表があった。
Amazonで予約した短歌研究の発表号が届いて、予選通過のみとはいえ自分の名前が載っているのは面白かった。あと、その2首なんだ?!はやっぱり思いつつ、師である黒瀬さんの座談会の総評に付箋を貼った。
最終選考のところに知っている名前がたくさんあり、どの方の名前も腑に落ちた。

そのうちの一人が斎藤君さんだった。光栄なことに公式ライバルを名乗りあってる関係で、彼自身は短歌とトークと俳句と散文がめちゃくちゃに上手い人である。あと筋肉がすごい。
彼が最終選考に残ったことは何も不思議ではなく、ただリプでその連作の作成期間がとても短いことを述べていたことがびっくりするくらい悔しかった。結果の違いではなくて、時空が捩れてるんだけど、直前の角川を〆切一週間前に諦めたことがここで悔しさになって殴ってきた。

なので笹井は絶対に出したかった。いやギリギリでも諦めないことがゴールではないので計画的にに出せばいいんだけど、アドレナリンで生きてるタイプなのでなんやかんやでやっぱりギリギリになってしまって、しかも〆切1週間前にテーマを変えたり戻したりして脅威のギリギリ度合いになった。誰も信じないと思うけど夏休みの宿題は7月に終わらせていたのに、大人になるって残酷すぎる。

でも今回は出せた。
出すことがゴールではないし出したから偉いとかは一切ない。けど、やっぱり出して初めてわかることがいっぱいあった。何より自分との約束を守れてよかった。次は月末の未来賞。月末…??大枠を作っていたんだけど、笹井賞の連作に吸収されてしまったのでまた考えないといけない。でも頑張りたいなと思う。

今はとにかく、行ってらっしゃい笹井の50首。良い旅を。

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