好きの反対は本当に無関心なんだなって思った

実の両親と不仲である、と公言している。
わざわざ言ったりはしないけど、最近は会話の流れで実家のことに話が及ぶことも多く、その流れのまま「あ、私両親とは仲が悪いんでー」とサラッと言う。
今の私にとって、両親と仲が良くないということはその程度のことである。
ちなみに、えー、親なんだから…とか言ってくる人は、笑顔で当たり障りのない回答をしておく。めんどくさいので。
とはいえ、そこまで自分の中で気持ちの整理が着くまでには色々あった訳だが、最終的には仲が悪いというのもちょっと違うな、と思っている。
私はもう両親に興味が無くなったのだと思う。

物理的な距離の効果

話は飛ぶが、昨年結婚をした。
それに伴い、生まれてからずっと住んでいた家を出て、旦那と2人暮らしを始めた。
家族以外の人間と一緒に住むのは初めての経験だったので、多少のすれ違いが生じたものの、それを加味しても実家に住んでいる時の数億倍生活が楽になった(主にメンタル面)

当然、実家へは二度と戻る気がなかったので、新居への引越しの際は実家の自室を完全に空っぽにしてきた。
正直この段階では「あー、清々する!」ぐらいに思っていたと思う。毎日毎日こちらが気持ちを消化し切る前に嫌いをストックしてくる両親にイライラしていたからだ。
でも、住居を別にしてから今まで日々蓄積されていた嫌いがするすると消化され、それが空っぽになったらなんだかどうでもよくなってしまった。
私多分、あの人たちが明日死んだところで涙ひとつ流さない。へぇ、そうなんだって思うだけだ。
物理的な距離の力凄い、と思った。

現在

とはいえ、私にここまでどうでもいいと思われているとは知らない両親(特に母)は稀に連絡をよこしてきたりする。私の誕生日とか、正月とか。
いいから黙って餅食ってろよというのが本音なのですが、決まってSMSなので回避のしようがなく、通知が入るとメッセージを見ずに消すということをしていたのですが、つい最近SMSも番号指定で拒否できるということを知り、早速設定したのでもう怖いものはありません。(死去の連絡等は受けないとまずいかなと思っているので、着信拒否はしてなかった。着信拒否とSMS拒否が個別にできることを知らなかったのです)

ちなみにこの連絡に関しては、嫌いな奴からなんか連絡来た!いやだ!というより、知らない奴から親しげに連絡来るの気持ち悪い…という感じ。
いや、そういうのやめてもらっていいですかって言って通じればよかったんだけど、それが出来るならこんな力技には出ていないんだよねー。

そんなわけで、自分の中でもはや知人以下の両親とのエンカウントをどうやって避けていくか考えながら生きる日々です。

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