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映画のお決まりシーン

海外の映画の買い物シーンやらコインランドリーのシーン、そして行きつけのカフェやファミレスやBARのシーンが気になる。


ひと気のなくなった店内で主人公と謎の女性が話す。
たいていは女性はノーメイクっぽくみすぼらしかったり、やけに濃い化粧をしていたり、ギラついたファッションをしていて安いタバコを吸っているとか、左の頬や目元がひどく腫れて明らかに殴られたような痕があったりだ。

シクシク泣いていたり、はにかんだ笑顔をふるまってみたり、目が合うと「何見てんの」なんて言ってくる。その傷…「あ、これ…?ん…なんでもないのよ。ちょっと、ドジふんじゃって…」と、傷のことを誤魔化したり。

ちょっと話しかけると、それに応えてくれる。
あれっていったい何なんだ?そういう文化なんだろうか?
やってみたいんだが!



完全に「やっていない」とも言い切れないくらいにやってはいるかな。
コインランドリーに来たオヤジが、数ある洗濯機を覗きまくってキョロキョロ見回していたりすると、「このひとはコインランドリーを初めて使うんだろうな」と思って、「ここ、空いていますよ。」と話しかけた。

スーパーでメモを見ながらキョロキョロしているおじさんにも「何か探してます?」なんて聞いたこともあった。


道を歩くおばさんが、目の前で立ち止まる。交差点だ。
「おねぇさんどっか行くの?わかりますか?」なんて言ったこともあったな。


ホームセンターでおばさんが高いところにあるお鍋を取ろうとしていて、「取りましょうか?」なんて言ったら、あれもこれも取ってちょうだいと言われたこともあった。店員さんだと勘違いしていた。


夜中の道で自転車を凝視するお姉さんに「大丈夫?壊れた?」と話しかけたら「変な音がする、チェーンが外れたのかも」と言う。だけどチェーンは外れていない。単に何かが当たっていてカタカタ音が鳴っていただけだった。


バス停でバスを待つ時間に女性が来た、席を譲ったか何かで話しかけるとパンをくれたこともあった。


居酒屋で隣の席のひとの食べるおつまみが気になって「それって何ですか?」と聞く。それはすごくよくある。


考えたら、よくやってるじゃないか。

酔うとひどく話しかける人間になるらしいのだが、いくらか前にみっともないお酒の呑み方はもうやめようと思って、もう最近はフラフラになるまで呑むのはやっていないな。


お酒を呑まなくても、陽気で隣のひとに話せるくらいの人間にはなりたかったな。
それもそうだし、行きつけのカフェなんかで、夜中のお店とかでお決まりの席に座って過ごしてみたいもんだね。





映画の主人公にはなれなくても脇役くらいにはなりたいね、これからの僕は。

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二ノ宮金三郎
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