Re:standard 新しい普通を取り戻す?
信じる余地すら無い事がなかなか多い
ビジネスとしての農業と、暮らしとして農業の違和感にいつも苛まれている。
元書店として、廃れていく出版、書店業界の詰んでいる未来にも違和感がある。
Re:standard
新しい普通を取り戻す
多様性を取り戻す取り組みのひとつとしてCulti Payという仕組み。日本初のデジタルバンク。
これを使うことで応援しやすい環境を作る。
藤本さんは出版流通についてトライしてる。小さなワイナリーの様な所が在り続けるようにと。
自分の身の回りだと、書店、出版、読書についてももちろん気にはなるのだけど、
例えば在来作物、十数年前に名前が知られるようになってきたが、未だに在来作物のほとんどは収益化が難しい。
ブランド化による高収益体型か、生産性の高い農作物でなければ営農できない今の日本の農業の中で、在来作物は、生産性が低く食べたい方にすべて行き渡ることも無い。
だから買って応援されるという仕組みがそもそも成り立たない。ブランド化できる事は簡単ではなく、ブランド化してしまえばやはり食べたくても食べられないという事が必ず付きまとう。
農水省や各地域の農政課などから出る支援策は、在来作物支援などと名は付いていても、効率化や機械化を支援するようなものしかなく、在来作物支援の根本的な問題と噛み合わない。
それであれば、在来作物そのものや、在来作物を研究する人、僅かな在来作物を作り続ける農家にもっとダイレクトな支援が出来たら嬉しい。
在来作物生産者の中にはそもそも専業農家でない人もいるので、ブランド化や効率化などは難しい。
支援団体としては、在来作物研究会が近年に閉会しており、個々の支援をたぐり寄せるしかなく、どうしても個人差が出る。
生産地へ行き農作業で支援するにも、天候などで急な変更もあったりで簡単ではなく、食べて応援も前述のように簡単では無い。公的な支援もマッチングしない。
ただ在来作物の中には知名度の差も大きく、Culti Payで支援する人がいたとして、しっかり行き届くようにするのは相当な尽力が必要となる。
でもこういう仕組みなどはひとつのヒントになると思う。
出版業界はデジタルとネットショップの波に押され衰退の一途を辿り、教科書販売できる書店か、相当尖った店でないと残る道は多くない。
在来作物も、現代の流通の仕組みの元では、鮮度の落ちやすさや、生産量の低さから難しい事尽くし。インバウンド需要を取り込める受け皿があるのは片手で数えられるほど。
藤本さんの場合は、value booksの協力があるから知ってもらい流通させる仕組みも保てる。
あ…どうして自分はそんな厳しい業種の元でしか働いていないのだろう?グローバルスタンダードな物事に噛み合わないからなんだろうけど。
ふるさと納税なんかも支援要素はあるが、今は明らかに返礼品競争から支援の要素が抜け落ちている。返礼品無しでふるさと納税、企業版ふるさと納税などの仕組みもあるが、それだって、ハブとなる所が無いと始まらない。
Culti Payがもっと知れ渡って、汎用性の無さや、非効率性を僕は全力で肯定できる環境がもっと当たり前になればいいな。
今日と突発性走り書きnoteでした