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石油を読む(書評要約)




1.シェールオイルの産地
シェールオイル〜アメリカ

従来石油〜中東、ロシア



2.シェールオイル
原油の岩を砕く
すぐなくなるので彫り続けなければならない
設備投資は安い
小規模業者が乱立→価格競争→価格低下を齎しやすい(→シェール業者の破綻につながりやすい)

3.従来石油
原油の池を吸うイメージ、設備投資は大規模で高価
中東などの産油国は原油価格安価になると財政悪化(財政均衡価格は2014年1バレル80ドル)

4.原油価格は乱高下しやすい
(1)石油の量はすぐに変化しない
巨額の設備投資、一方で日々の操業費は安い
→価格下落しても、生産減少するインセンティブが働かない
価格上昇しても新規投資に時間がかかる
需要は価格があがってもすぐに低下しない
(2)石油の流動性の高さ
海上輸送コストがやすいので世界中から買える
情報の非対称性 実需給の情報が少ない
特に消費量の情報を把握するのが困難
価格支配者はいない。OPECもメジャーも弱い

ロシアーEU諸国との天然ガス輸入が多い
サハリン↔日本の輸出は技術的には可能(北方領土交渉の材料に?)


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