短大時代からの友人と虫を食べた話(虫写真少なめ)
みなさんこんばんは。きぬです。
皆さんは昆虫を食べたことがありますか?
わたしはありませんでした。今日までは。
しかし私の住む静岡国に去年の10月に「食用昆虫の自動販売機」が登場したのだ。しかもオサダの入り口に。おしゃれショップの入り口に。
好奇心のかたまりの友人と私は「昆虫食ってオシャレなのでは?」「もしかして最先端なのでは?」と思い流行に乗り遅れないように昆虫を食べることにしたのだ。これはその記録と食レポだ。
今考えてみれば開店前の店先で虫だけ買う不審者だった。
ラインナップ。この時点で我々は完全に浮かれていた。
二人してお楽しみ缶なんぞ買った。この後ひどい目にあう。
さすがに店先で食べるわけにはいかないので公園に移動した。昆虫食ピクニックだ。まだ浮かれてる。
今回買ったものは左から、タランチュラ、激辛コオロギ(お楽しみ缶)、キャラメルオオスズメバチ、コオロギ,幼虫ミックス、ゲンゴロウ(お楽しみ缶)
食べた順に書いていこうと思う。
1.コオロギ,幼虫ミックス
昆虫の中ではよく食べられている方だと思う。なのでジャブとして一番最初。コオロギは干しエビのような味。見た目があれだけどなかなかサクサクとして食べやすい。袋の中で足が取れてるのもあるのか口の中で引っかかったりなんかはしない。無印良品でコオロギせんべいが打ってるだけある。まだ売ってるんだろうか。幼虫はナッツの味。噛むとすぐに粉々になって口の水分を奪う。今までに食べたことのない食感。これも美味しいけど私はコオロギの方が好き。友人は幼虫のほうが美味しかったそうなので完全に好みだと思う。
2.激辛コオロギ
ハバネロで味付けした辛いコオロギ。辛い。あんまりコオロギの味しない。辛いのが好きな人にはいいかもしれない。でも辛みの苦手な人はやめておいた方が良い辛さ。
3.キャラメルオオスズメバチ
この辺から開けてから口に入れるまでにワンクッション挟んで二人でせーので食べ始める。完全にびびり始めてる。一袋に4匹しか入ってないけど結構1匹1匹が大きいのでこれで十分。そして硬い。頭の方が固い気がする。さすがオオスズメバチ。バリバリした硬さだった。あんまり食べたことないタイプの硬さ。口に残る。キャラメルの味しかしないのが救い。あとキャラメルでコーティングされてたのでわりと見た目は良かった気がする。他のと比べて。これとプレーンのがあったけどプレーンだったら無理だったかもしれない。キャラメル味でまあ美味しかった。
途中経過の様子。タランチュラが異彩を放ってる。このあたりから雑談が多くなってくる。確実に恐怖を後回しにしようとしている。そんなことしても虫は減らない。無駄なあがき。
4.ゲンゴロウ
じつはオオスズメバチの前に開けて想像してたより10倍くらい大きかったのでそっ閉じした。5ミリくらいだと思ってたのに3センチくらいあって泣いちゃった。しかもべらぼうに硬い。いやなタイプの硬さ。羽が薄くて硬くて嚙み切れなくて泣いた。スズメバチとは違う硬さ。しかもつるつるしてるからか塩が乗ってなくて無味。今考えてみると外側の殻は食べるべきではなかったのかもしれない。あんまり好きではない。味って大事なんだな。口直しにコオロギを食べた。コオロギうまっ。
5.タランチュラ
今日のメインディッシュ。今日はこれを食べるためはるばる来た。一番食べるまで時間かかった。明らかに食べるのを拒否している。なんでこんなの買ったんだ。完全に我々は浮かれていた。なんなら一緒に食べてくれてる友人はクモが二番目に嫌いな虫らしい。言ってくれればやめたのに…。しかしお互い同意のうえでノリノリで買ったから文句は言えないし、なんなら2300円もしたのだ。意を決して足一本を食べてみる。思ったより悪くない。塩味がするのでもしかしたらタランチュラの味はしないのかもしれない。細い毛が生えていてそれに塩が絡んでるのかな?細い毛も面白い舌触りで私は好きだ。また食べるかどうかは別として。
私はいい友人を持った。食用とはいえ一人では怖気づいて絶対に食べられない昆虫を一緒に食べてくれる友達がいるなんて。皆も友人は大事にしようね。
ちなみに昆虫は高タンパクで環境にもいい素晴らしい食料だそうなのでみんな挑戦してみてね。
ピザうま