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タロット『悪魔』と『恋人たち』

毎朝ワンオラクルをしています。

引いたカードはもちろんですが、ボトムカードもちらっと確認するのが
最近のやり方。

ワンオラクルの解釈に必ず必要というわけではありませんが、
なんとなく「そんな感じ」を掴むためのチェックです。

さて、
今朝の1枚は『悪魔 逆位置』でした。
そして、ボトムカードは『恋人たち』

この2枚、構図が似ているカードです。
そんなわけで気になってしまった。


大アルカナ『悪魔』と『恋人たち』

気になるということは、そこに何かしらの意味があるということ。

ワンオラクル『悪魔 逆位置』

今朝のワンオラクル
悪魔 逆位置からのメッセージとして
「解放を許す」
という解釈をしました。

正位置では依存とか執着といったイメージが浮かぶ悪魔ですが、
逆位置なのでそういったものから離れていく様子が考えられます。

自分が依存していたことに気づく
という読み解きも出来るかと思いますが、
私としては「自由の存在に気づく」というニュアンスの方が近い。

そしてその気づきから
自分自身が自由になることを許すという流れへと繋がりました。

「ここに居なくてはいけない」というような勘違いに気づき
そこから離れていくような動きは
自分ルールに縛られていたところからの自由とも受け取れます。

ボトムカードの影響

ワンオラクルの読み解きに軽やかさを感じるのは
ボトムカードの影響かもしれません。

恋人たちのカードから感じられる
自分の心の声に従った選択
というのは、まさしくそのまま
自由を選ぶ悪魔 逆位置に通じるかと思います。

「自由にならなくてはいけない!」
という強制ではなく
「自らが望むからそちらを選択する」
というのが大きなポイントかな、と。

「解放を許す」というのは
自分の声を聞くということ。

変化したければすればいいし、
自由になりたければなればいい。

逆を言えば、現状維持を望むならそれでも別に構わないのです。

大切なのは、自分が何を望んでいるのかを聞き取ること。

惰性で現状維持のままで居るのと
選択して今のままを選ぶのでは
同じ結果だったとしても中身は大きく違います。

自分でちゃんと選択してる?
これが、私がこの2枚から感じたメッセージです。

似ている2枚

さて、構図が似ている『悪魔』と『恋人たち』のカード。

男女が対になっていて、
センターには悪魔と天使がそれぞれ描かれています。

この2枚を眺めていて気になったのが、
どちらも男女がかみ合っていないこと。

悪魔のカードでは、
男性が女性に手差し出していますが
女性はあんまり興味なさそう(に見える)。

恋人たちのカードでは、
男性は女性を見つめているけど
女性は空(天使)を見上げているので
視線が交わっていません。

恋人たちのカードに描かれた女性の傍らには蛇が居て
何か悪いことを女性に吹き込んでいるようにも見えるし、
女性が天使の存在に気づいて
「あらまぁ」ってなっているようにも見える。

悪魔のカードの方は
男性に比べて女性が無感情に見える気がするのです。

どちらのカードも女性は男性には興味がなさそう。

そう思ってカードを眺めていると
『個』という言葉が浮かんできました。
なんというか、それが大事なのでは?と。

どちらのカードもこの"個"というキーワードが
無視できない気がしています。

自分が満たされていないと誰かと居ても幸せを感じにくい
ということにも通じてくるような…。

逆を言えば、誰かや何かで自分の中の穴を埋めることは
本質的には出来ないということ。

もっとフラットにするなら
「自分の機嫌は自分でとろうね」
という言葉になるのかもしれません。

自分の機嫌を取るために

自分が何を望んでいるのか、
それを知り、把握するためには
やっぱり自分の声を聞くことがカギになってきます。

本当は何がしたいのか?

その深いところへたどり着くためには
日々小さなことから自分の心の声を聞き
深い所へ至るための道を作っておくことが役に立つでしょう。

「自分の意見なんて…」
と、蓋をしてしまっているのなら
その蓋を外すことを悪魔 逆位置のカードは伝えてくれているのだと
私は感じました。

どう感じる?


長々と書いてみましたが、みなさんは2枚のカードを見比べて
どう思いましたか?

きっと私には気づけないものを気づかれた方も居るのだろうと思います。
その違いや発見もタロットの魅力のひとつですよね。

見た時、そのタイミングで受け取るものが変わるからこそ
毎朝のワンオラクルも新鮮で面白い。

きっとこれらの解釈や思考が今の私には必要なものなのだろうと思うと
それだけでなんだか面白みが増していきます。

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