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3/10 窮地を脱する・開運につながる十二大従星の「動きの鋳型」①

先日は、何日かかけて干支分類について説明しました。
干支分類は陰占の要素なので、なかなか自覚しにくく、
とりわけ若い方や、集団の中に身を置くことの少ない生活をしている方の場合には、ピンとこない方が多いと思うのですけれど、

組織・集団の中に身を置く方、
社会・世間で多くの人と関わるような方の場合には、
その内容がくっきりと認識できるのではないかと思います。

なぜ、陰占の要素、とりわけ干支分類の要素が、
若い方や、集団の中に身を置くことの少ない生活をしている方には自覚しにくいのかといえば、
自分自身が、「たくさんの人の中に存在している自分」を客観的に認識することが出来にくいためで、
一方、組織・集団の中に身を置く方や、社会・世間で多くの人と関わるような方の場合には、
少なからず自分の客観的な見られ方を認識しているものだからです。

その意味で、例えば、ご相談などで、陰占の要素を伝える際には、
相手がどういう環境に身を置いているかを確認しながらお伝えしたほうが、
失敗が少ないかもしれません。

とはいえ、人物の命式を見る場合には、
陽占=霊魂=その人物の気持ち・思い・考え方と、
陰占=肉体=その人物の現実的な行動や身の置き所

あるいは、
陽占=自分の取扱説明書、能力・才能の発揮の仕方
陰占=自分の身の置き所、行動・動きの発揮の仕方

…という言い方も出来ますが、
その両方を見ていく必要があり、

いずれにしても、
陽占というのは、肉体に関係のない要素、肉体から切り離された気持ちや考え、
陰占というのは、気持ちや考えとは関係のない要素、単なる動きや行動、姿、
…である、という絶対的な理解はとても重要で、
この陽占と陰占の役割の違いを混同してしまうと、すべての理解が瓦解することになります。

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