11/18 陰占と陽占を統合して、人物の全体観を捉えて処世術を見つける
本日は、算命学の活用にあたり、
陰占と陽占、それぞれの位置づけと、これらを統合して処世術とする際の考え方についご説明します。
さて、算命学は陰占と陽占で出来上がっていて、
陰占は、肉体の動き、現実のカタチであり、
陽占は、自分の意識、気持ち、考え方や意識的な行動を示しています。
陰占には「私」がなく、
陽占には「私」がある、
…という言い方がされることもあります。
陰占は、命式が「風景」であり、「私」はその風景と一体化しているので、
「私」の存在はあるけれど「私」の自覚はありませんが、
陽占は、すべて「日干(=私)」をとおった星で構成されており、
(例えば、牽牛星は「日干が剋される星」、天将星は「日干が旺じる地支に支えられた星」など」
陰占に示される環境(風景)を、
「私(日干)」の視点で再解釈し、
「私(日干)」がその環境を活用する、そのための取扱説明書が陽占であって、
陽占には常に必ず「私」の自覚があるので、
陰占には「私」がなく、陽占には「私」がある、ということになります。
その意味でいえば、
本人にその「自覚」がない場合における行動を捉える場合には、陰占を見ればよく、
本人にその「自覚」がある場合のその行動を捉える場合には、陽占を見ると分かる、ということでもあります。
本人にその「自覚」がない場合というのがどういう場合かといえば、
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