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ハラスメントを止められない人の心理的特徴
ハラスメントと否認の心理
自分の欲求のコントロールができずに何度も同じ過ちを繰り返してしまう人が抱えている心理的な問題に「否認の心理」というものがあります。
否認の心理とは、自分が認めたくない現実を無意識に無視してしまう心の働きであり、これが強いと現実逃避、言い訳、虚言などが増えます。
そして心理的特徴を抱えていると、欲求が高まった時に自分のことを正当化して欲求を満たす行為を選択してしまうのです。
一度過ちを犯して痛い目にあっても、否認の心理を克服できないまま生活をしていると同じ過ちを繰り返す可能性が高いと言えます。
この否認の心理は依存症と関連しているものですが、仕事で不適切な選択ばかり繰り返している人、問題を隠そうとする人なども抱えている心理的課題です。
企業の抱える問題としては、パワハラやセクハラを繰り返す人なども否認の心理が強いと言えます。
そのような人は、自分の言動を注意されても否認の心理が働き「あれはハラスメントではない」、「昔はあんなことでうるさく言われなかった」と考えてしまうためハラスメントを止めないのです。
企業の人材育成を支援する中でも上記のような人と関わることは決して少なくありません。
否認の心理が強い人をどう教育していくのかということは、企業防衛の課題の一つだと思っています。
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