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友だちをお客さまとしてカウントしていませんか?

みなさん こんにちは
TOKI珈琲店 きぬ丸です。

今日は、お客さまとはどういう人?というお話をしていきたいと思います。


お店を開ける前、来店予定のお客様の中に「友達」をカウントしていませんか?

そして、その「友達」が仲間を連れてくる。
と思っていませんか?


その考え方は、少し危険です。


なぜなら、友達は友達であって、純粋なお客様ではないからです。

お店をあけるから、友達なら通ってくれるし、
友達なんだから、絶対に来てくれるし、
さらに友達を連れてきてくれる!

その友達の友達も、きてくれるし、
さらに友達を連れてきてくれる…

そして、友達がお客様を増やしてくれる。
そして、常連さんになってくれる。



そんな幻想を抱いていませんか?



そんな都合のいい人はいません。

しかも、その友達は、なんの友達ですか?
飲み友達ですか?
遊び友達ですか?
サークル友達ですか?
趣味の友達ですか?

もし、飲み友達なら、
みんなが飲みたい時に店を開けていなくてはいけません。
しかも、自分は友達のためにその場所を整えなければなりません。
その時間、友達は飲んで遊ぶ時間ですが、あなたは、料理とお酒を提供して居心地の良い空間を作る労働時間になります。

もし、遊び友達なら、
稼ぎどきの週末にお店を閉めて遊びにいくことになるかもしれません。
さらに、毎週一緒に遊べないので、断らなければなりません。
断りばかりしているのは辛いし、さらに、毎週遊ぶのも辛いですよね。
しかも、断ってばかりだと、そのうち声もかけてもらえなくなります。

もし、サークル友達なら、
サークル活動の後に遊びに来ることになると、あなたは一緒にサークル活動ができないかもしれません。
みんなが集まるお店を準備しておかなければいけないからです。
みんなは、あなたの好きなサークル活動をしてきた後です。悔しくなりませんか?


そうなんです。
友達は、友達であって、友達として過ごさなければ、のちのち自分が辛くなります。
自分の気持ちの問題ですが、蓄積すると辛いです。
気持ちが辛くなると自分は友だちと気軽に過ごせなくなるのです。


しかも、友達だったら、商品全ての料金を毎回、正規料金でもらえますか?
サービスしたくなりませんか?
友達も友達なんだから、何かしらの期待をしてきませんか?
友達サービスを求められませんか?


そうなんです。
純粋に自分に利益をくれるお客さまには、ならないのです。

友だちが来てくれることにより、楽しかったら、それでもいいと思う人もいると思います。
確かに仲間で溢れて楽しい時間が過ごせたらとてもいいと、私も思います。

ですが、その時間を過ごせば過ごすほど収入の安定から離れていることを知っていますか?


皆さんに、一つお聞きします。
内輪的に盛り上がっている雰囲気のお店は入りづらくないですか?

私は入りづらいです。というか、まず入りません。

そういうお店は、友達同士で盛り上がってしまっていて、店側もそのメンバーだけでいいという、空気感があり、それだけで一般のひとからしたら、ハードルは上がりますよね。

ちょっと入っていいのか?私は入ってもいい部類なのか?
という感じになりませんか?


そうなると、お客さまをキャッチするチャンスを逃す店になってしまいます。
せっかくのお客さまゲットチャンスを逃しているんです。
とてももったいないと思いませんか?

その逃してしまった人が、常連さんになるかもしれなかったのに、
しかも、毎週通ってくれるお客さまかもしれないし、
もしかしたら、毎日通ってくれるお客さまかもしれないのに…

たまに来る友達より、毎週、毎日きてくれる常連さんの方が、
お店を経営していくには必要ではありませんが?

そんな人が、増えたら、収入が安定するんです。
しかも、嗜好品は毎日、摂取しますよね?
コーヒーが好きな人は、毎日コーヒーを飲むし、
お酒が好きな人は、毎日お酒を飲みます。


毎日、きてくれる可能性が上がります。


でも、友だちは、どうですか?
あなたのお店は、友達の生活圏内にありますか?
しかも、その友達の生活時間内に開いてますか?

友達の生活圏内だったら、常連になってくれる可能性は高まりますが、みんなの仕事前か仕事後にお店が空いてないと来れませんよね?
その条件までクリアしていますか?
その場合の労働時間は、自分にとって辛いものではないですか?

お店をやる決意をしたなら、友だちが集まる店にしたくなりますが、
友達よりも一般のお客さまが入りやすい店づくりを目指しましょう。

一般の人全部をターゲットにした方が、母数が圧倒的に多いので、安定収入への道が近づきます。
大きな母数を捨てないでください。

店を続けるのに必要なものは、その安定収入です。

最低限の安定収入が無ければ、お店をやることが難しくなります。
さらに、自分の生活もままならなくなります。

長生きできるお店を目指しているのなら、なおのこと友だち贔屓のお店はやめましょう。


さらに、長生きなお店の方が、いつでも仲間が遊びに来れる場所を提供しつづけられるのです。その方が、友達も嬉しくないですか?


さあ、友だちがら来てくれるという幻想は捨てましょう。


友だちはあくまでも、友だちであってお客さまではないのです。

お客さまは、自分のセンスと商品でゲットしていきましょう。
そのための努力を惜しみなくしましょう。
そうすれば、お客さまは、あなたのファンになるので、お店に通ってくれるようになりますよ。


さあ、自分の力でお客様をゲットする道筋を考えましょう。
お店の強みはなんですか?
一番の売りの商品はなんですか?
何を提供しますか?

誰にも負けない商品を一つ作りましょう。

それがお客さまを集める近道です。
自分の力で常連のお客さまを掴みましょう。


それでは、今日のお話は終わりです。
本日も読んでくださりありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。
ごきげんよう。きぬ丸

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