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僕がライブ配信と映像収録のメインカメラにLUMIX S5を選んだ理由

新しいカメラちゃんが我が家にやってきました「LUMIX S5」です!

私は簡単なライブ配信やセミナーの映像制作を内製&依頼を受けることがあるので、これからビデオ機材を考えている初心者さんに向けて、このカメラを選んだ理由を記しておきます。

基本的にワンオペのライブ配信やセミナー収録を想定しています。複数スタッフが関わる規模ではありませんのであらかじめご了承ください。

いままでライブ配信や映像収録はFullHDのビデオカメラで撮影してきました。「Canon XA11」と「Canon HF G20」っていうコスパのよいカメラです。ワンオペの依頼はそれほど単価も高くないので機材にお金をかけられない。でもG20は中古なら5万円台で購入できるので、何台揃えてもお財布に優しい。かつ1/2.3型で画素数を200万画素に押さえているので画質もすごくいい。ある意味、最強のコスパを持つFullHDビデオカメラだと思います。しかし最近は「4Kで撮れますか?」とか聞かれることもあるし「暗い会場でもっとよい画質で撮りたいなあ」と思ってきたので、そろそろ環境を整えようと思い立ちました。

予算はコミコミで30万円です。

ちなみに、ワンオペのライブ配信やセミナー収録のカメラ選びでキモになるのは「連続撮影時間」です。僕が写真撮影で使っているキヤノンのEOS R6とか流行りのv-logカメラって、30分経ったら録画が自動的に停止されちゃうんですね。撮影クルーが複数いる場合は大丈夫なんですけど、僕は基本的にワンオペなので「知らないうちに録画が止まっていました」なんて洒落にならない。ということで「連続撮影時間」でフィルターしてカメラを選ぶと、選択肢が驚くほど少なくなるんですね。

無難なのはビデオカメラです。ビデオカメラは運動会とか演奏会とか長時間撮りっぱなしを前提として作られています。デメリットは撮像素子のサイズが1/2.3と小型なので、一眼カメラで撮影された映像と比較すると見劣りします。1インチの大型センサーを使っている機種もありますが、20万円近くするので悩ましいところです。最近はスマホ動画の画質もよくなっているので、ビデオカメラだからといって画質がすごく良くなるわけではありません。画質はスマホよりマシで長時間撮影できるカメラ、という位置づけですね。

キヤノンは20万円付近のビデオカメラを完全に諦めたみたいで、目新しい機種がない。かといって、いまさらソニーのビデオカメラでアクセサリなどを揃えるのも面白くない。

じゃあ長時間撮影ができる一眼カメラで探してみるか、とビデオグラファーに人気があるソニーのαシリーズも検討しました。しかし安定して長時間撮影ができるのはα7s IIIくらい、かつボディ単体で40-50万円もするので速攻で却下。

あと動画の世界で定番なのが、パナソニックのLUMIX GHシリーズです。マイクロフォーサーズというほどよいサイズの撮像素子で、画質と長時間撮影のバランスが取れています。多くの撮影現場で使われている安心感もありますね。アダプターを使えばXLRキャノン端子を2ch入れられるし、いまのビデオカメラ Canon XA11を完全に置き換えられるなと。

そこでGHシリーズの中でも画素数を減らして動画専用に振り切っているGH5Sにしようかなと思っていたら、LUMIXのフルサイズ版 Sシリーズに思わぬ伏兵を見つけました。それが今回購入した LUMIX S5です。

上位機種の動画撮影モンスター LUMIX S1Hの動画機能をそのまま受け継ぎ、コンパクトなボディに収めています。また価格がボディ単体で20万円を切るので、GHシリーズとさほど変わりません。なんといってもフルサイズという魅力があります。

ヨドバシカメラで実機を触ってみて、丸みを帯びたEOSシリーズと違ってクラシカルなフォルムに興味が湧いてきました。あと、シグマのArtシリーズを使えることも思い出し、Artレンズでポートレートを撮ってみたい欲求もわいてきます。店員さんに価格交渉したら、価格コムの最安値から数千円しか変わらない値段だったので「これにします!」とその場で決めました。

これからどんどん実戦投入して、使い勝手やパフォーマンスを試していきますね。

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