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仕上げについて
わたしが承る金継ぎには「金仕上げ」「銀仕上げ」「漆仕上げ」の3種類の仕上げをご用意しております。
一番お手頃なのが「漆仕上げ」です。金粉や銀粉を使わずに、漆で仕上げるので、その分料金は控えめです。
色は何種類かありますので、うつわに合った色をお選びいただけます。
「漆仕上げ」でお選びいただける色は以下の2色です。
・黒(いわゆる漆黒。黒い漆器の色。)
・赤(ベンガラ漆。少し茶色がかった、深く、落ち着いた色。)
漆には時間とともに、透明度が高くなる性質があるため、赤の色漆の仕上げは経年変化で、彩度が増し、徐々に鮮やかになっていきます。
ベンガラ漆は茶色がかった渋い色から、少し赤みが増して朱色に近づきます。
「金仕上げ」は小さな破損なら上品なワンポイントに、大きな破損ならカッコよく、モダンな雰囲気に仕上がります。
柄のあるものなら、柄の邪魔をしないよううつわに馴染む「銀仕上げ」がおすすめです。
また、銀は金や漆と違って、経年変化で色が茶色っぽく変わっていきます。これらの変化は、耐水性や耐久性等には影響しませんので、そのままお使いいただけます。
変化も味ととらえてお楽しみください。
仕上げによって、うつわの雰囲気が変わるのも、金継ぎの魅力の一つです。
お見積もりの際に、仕上げのご希望をお伺いいたしますが、特にない場合はお任せいただいても構いません。
こちらでよりうつわの魅力が引き立つような仕上げをさせていただきます。
しかしながら「直してでも使いたい!」と思える大切なもの。
あなたのお気に入りがより映えるように、うつわについてのお話をしながら、ご相談できたらと思います。
仕上げによって料金も変わります。金継ぎ費用の目安についてはこちら↓