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【FX】フィボナッチを使って利益を最大化

 キントレーダーです。

 本書では、フィボナッチの使い方などについて解説していきます。
 トレードを行う上でフィボナッチは必ず使え!! と断言する程、使うべきものだと思っており、僕自身、FXトレードを行う際に必ず使用しています。

フィボナッチを使うべき理由

 なぜそんなにフィボナッチを使え!!と断言するのかというと、多くのトレーダーが市場の価格動向を予測するために、自然界や数学で見られる「フィボナッチ数列」に基づいた数値(61.8%等)からサポートやレジスタンスゾーンを探すために使用しているからです。

 多くのトレーダーがフィボナッチを使って、エントリーや利益確定を行うことにより、価格が反転、反発の動きをするため、使わざるを得ないものとなっています。

 具体的には、
   トレンドの調整がどこで止まるのかを予測するために
   ・フィボナッチリトレースメント
   トレンドの目標地点を予測するために
   ・フィボナッチエクステンション
を使用します。

 いきなりですが、2024年8月米雇用統計悪化を受けて歴史的な下落を記録した際の米国株式のチャートです。

US500

 フィボナッチリトレースメントの61.8%戻しからの下落が始まっています

US500

 下げ幅に関しては、フィボナッチエクステンションの1.618まで下落をしています。

 この歴史的な動きは、明らかにフィボナッチリトレースメントで調整が61.8%が意識されていること、価格の目標地点が1.618%が意識されていることがわかります。

 本書作成時点では、1.618を底にして上昇が始まっています。


↓また、同時期に日経平均株価も過去最大の下落幅を記録しました。↓

日経225


日経225

 上記2つを見て、フィボナッチが意識されていることが一目瞭然ですね。
 フィボナッチを使うことで、押し目とトレンドの目標地点を測ることができます。

 この動きは、株、FX、CFD、仮想通貨などの様々な金融商品の各時間足で発生しています。

 また、僕自身FXトレードにおいてこの動きを手法化するに至り、エントリーポイント及び利益確定基準を明確にして、リスクリワードの良いトレードを心がけ、一貫したトレードを行なっています。

 繰り返しになりますが、フィボナッチをトレードに使用する上でのメリットは、
 ・トレンドの調整完了地点(押し目) を測ることができる 
 ・トレンドの目標地点を測ることができる
 ・リスクリワードを改善できる
 ・リスクリワードが悪い局面がわかるので無駄なトレードを避けることができる
等、色々な利点があります。

 ただ、フィボナッチの引き方は色々な引き方があり、どこをとっても効いている局面があるので、トレードでフィボナッチを使用する際には、ご自身で何らかしらの一貫した引き方が必要となります。
↑※本書では簡単に言ってますが、ここはかなり重要なことです。↑
(この一貫したフィボナッチの引き方については、僕がXにアウトプットした投稿を見ている人は気づいていますね。)


フィボナッチの種類

フィボナッチは色々な物があります。

こんなにいっぱいあったらどれを使うことが正解なのだろう?
となりますが、トレードを行う上では下記の3つで十分だと思います。

① フィボナッチリトレースメント
(トレンドが発生した際の押し目を測るもの)

② フィボナッチエクステンション
(トレンドが発生したうえで価格の目標地点を測るもの)

③ フィボナッチタイムゾーン
(トレンドが発生した際に上昇していく時間軸を測るもの)

 ③についてはこれくらいで上昇が始まればいいなぁくらいで見ています。


フィボナッチリトレースメントの使い方

 フィボナッチリトレースメントの使用方法について説明します。

 フィボナッチ・リトレースメントとは、相場の価格変動の中で、上昇や下落の中間地点で価格がどのくらい戻るか(調整:リトレース)を予測するために使われる手法です。

 フィボナッチ数列に由来する特定の比率を使って算出され、価格の動きにおける重要な支持線(サポート)や抵抗線(レジスタンス)を見つけるために使われます。
 主に次のような水準が重要とされます。
  • 23.6%
  • 38.2%
  • 50% (フィボナッチには直接関係ないが、重要な節目としてよく使われる)
  • 61.8%
  ・ 78.6%
  • 100%

 個人的には38.2%以上の戻しは欲しいです。

 たとえば、相場が急激に上昇した後、フィボナッチ・リトレースメントを使って、どの価格水準まで調整(反発や反落)があり得るかを予測します。
 特に38.2%や61.8%は、よく見られる節目で、相場が一時的に止まりやすいとされています。

次に具体的な使用方法についてお話ししていきます。
 僕はフィボナッチを次のものに引いています。
  ・ダウ転換後(押し安値、戻り高値を越え)
  ・チャートパターン出現後

 一番、王道のフィボナッチリトレースメントの使い方に関しては、ダウ理論と併用することが多いでしょう。

 押し安値、戻り高値を超えて、トレンド転換が発生した後にトレンドが0.236まで調整した段階でフィボナッチリトレースメントを引いて、どこで価格の調整が止まるのかを見ると言った方法です。

上昇トレンドを狙う場合

 次は、様々なチャートパターンに対してのフィボナッチを引いていきます。
主要高安値

ロールリバーサル

ヘッドアンドショルダー

ダブルボトム、ダブルトップのネック

押し安値、戻り高値
 押し安値、戻り高値を越える事でトレンド転換が発生するので、ここでの反発は順張りとなります。

トレンドラインブレイク

フラッグブレイク

 他にもチャートパターンは色々ありますがあまり多く見ていると混乱してしまうため、見るチャートパターンを限定しましょう。


フィボナッチエクステンションの使い方

 次にフィボナッチエクステンションについて説明します。
 フィボナッチ・エクステンションは、相場のトレンドがどこまで伸びるかを予測するために使われるテクニカル分析ツールです。
 これは、トレンドが一旦調整を終えた後、再びトレンド方向に進んだ場合の価格目標を示します。
 トレーダーは、フィボナッチ・エクステンションを使って利益確定の目標や、次の重要な価格レベルを見極める際に活用します。
 主なフィボナッチ・エクステンションの水準はフィボナッチ数列に基づいた以下の比率が、価格目標としてよく使われます
  • 61.8%
  • 100%
  • 161.8%
  • 200%
  • 261.8%• 423.6%

 僕は、100%及び161.8%を目標にエントリーを仕掛けていきます。

フィボナッチ・エクステンションの使い方
①トレンドの始点と終点を特定
 上昇または下落トレンドの始まりと終わりのポイントを確認します。

②リトレースの終点を確認
 価格が一度反転してリトレースした後、再びトレンド方向に進み始めたポイントを確認します。

③フィボナッチ・エクステンションを適用:この3つの点を基にフィボナッチ・エクステンションを引き、価格がどこまで拡張する可能性があるかを予測します。

 たとえば、価格が上昇し、次に一時的に下落(リトレース)した後に、再び上昇し始めたとします。
 この場合、フィボナッチ・エクステンションの161.8%や200%などの水準が、次の価格目標として意識される可能性があります。


中級者以上向け少し細かいお話し(実際にトレードしている方)

 ここまでは初心者向けのお話しをしてきましたので、これからは少し細かいお話しをします。
 また、僕はデイトレーダーですのでここで話すことは短期目線のお話しになります。

 チャートが全見えの状態で1時間足の1波がもう1波分出ていることはよくありますが、リアルタイムで1時間足以上の1波分をとりに行くのは非常に難しいと思っています。

 ですので、相場はフラクタル構造であることを利用して、1時間足の上昇トレンドの調整局面で小さく1分から15分足の上昇1波が発生すれば、もう1波分をとりに行くといったトレードスタイルをおすすめします。

主要高値及びフィボナッチリトレースメント50%付近抵抗を利用したトレード

 上記の値動きは出現率が非常に高いです。

 僕のようにフィボナッチエクステンションを使用して利益確定基準を明確にしたい方は、
  1波の定義
  2波の定義
  3波構成に向かう定義

をご自身で確立することが最重要となってきます。
 定義付けがなければ、検証するうえでブレが出てしまい、検証とリアタイで一貫したトレードを行うことができません。

 最後になりますが、本書を読んで
  『勉強になります!!』
では終わるのではなく、実際にご自身のチャートにフィボナッチを引いてみましょう。

 何事もまずは考えるより、行動です。

 正直、勝てていないトレーダーが頭の中だけで何かを考えても、あまり意味がありません。

 ちょっとした気づきを自身のチャートに落とし込んで、試行錯誤してトレードスタイルを確立しましょう。

 僕もちょっとした気づきをもとに行動して、試行錯誤した上で今のトレードスタイルを確立するに至りました。

 まずは、行動あるのみです。
 頑張りましょう!!!

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