昨日から白湯が美味い

白湯(さゆ):水を沸かしただけの 
   何も入れていないお湯のこと

「白湯」という言葉を私が知ったのは妊娠して育児書を読んだ時でした。


しらゆ?
なんじゃそりゃ

「さゆさゆ、ゆざましのことだわ。沐浴の後に赤ちゃんだってノドが乾くからね、冷たいお水のままじゃお腹がびっくりして壊しちゃうといかんから、ぬるくした湯を哺乳瓶で飲ませてあげればいいだよ」

さゆさゆゆざまし?


産後、慣れぬ育児を母に手伝ってもらいながらも未知の言葉の羅列で訳が分からないけれど、湯を冷ましたものを用意すればいいってことか?

「ひとはだひとはだ」

ふーん
人肌にしたものが「白湯」なんだ…

「まずっ!!」
ノドがいがいがするゾ!
乾きを癒すどころか増してしまうよ

赤ちゃんよ…
これを本気でうまいと思って飲んでいるのか!
「味」の世界を知らぬとは無邪気なもんだ

娘が
お肌のために、と最近白湯を飲み始めたと言う。

まさか…
まだ「味」の世界を知らぬのか…?
それとも「美」の世界は「味」を超えるほどの魅力的な世界なのか…

といって
私も近年はお水を飲む習慣がついて健康体を徐々に取り戻してきている。無味がダメなわけではないのです。ぬるま湯の いがいが が いかん。

さて
私はそもそも間違えていたんですね
白湯 = 湯冷まし = ぬるま湯  だと。
白湯は「沸かしただけの"何も入れていないお湯のこと」なんです。

起き抜けの飲水は「白湯」の方が身体の負担が少ないと、言われていますが「あのいがいがを飲むくらいだったら冷たいままお口の中でゆっくり温めてから飲めばいい」と、断固 「勘違い白湯」を飲みませんでした。


ふと、飲んでみたくなった。
沸かしたてのお湯が やかん に残っていて
熱いままなら美味しいんじゃないか、と。

「美味い!!」

「白湯、美味しいよね~。温まるし、後味もスッキリしてて飲みやすいんだって。」
若い娘が四十路の母に白湯を諭した

「これが "白湯"だったんだ」

勘違いの思い込みから
受け入れられるまでに随分時間を要してしまった私の「白湯問題」

 こんな勘違いや思い込みで、まだまだ避けてきている未解決問題があるのかもしれませんね

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