
プログラミングの面白さ ~LangChainの書き方の進化~
概要
今回はLangChainというフレームワークを題材に、プログラミングの面白さについて紹介します。
ちなみにLangChainとは、プログラミングでAIを呼び出す仕組みというようなイメージです。
どう進化したのか
✅以前の書き方
chain = LLMChain(llm=llm, prompt=prompt)
✅より新しい書き方
chain = prompt | llm
用語説明
prompt:生成AIにお願いする内容を指します。「~について教えてください」とかです。
LLM:大規模言語モデルの略です。要するにAIの本体みたいなものですね。
つまり、昔の書き方でも、新しい書き方でも、
「LLM(AI)にプロンプトを渡す」ことは共通しているんですね。
書き方が変わった理由
ルール変更がなされるときの理由として多いのは、この2つです。
より読みやすく
より使いやすく
新しい方はだいぶ短い書き方になっていますね。
それに加えて、エンジニアにとって「見知った形」であるというのも大きいです。
読みやすさの理由
「|」はパイプと呼ばれます。水道管のパイプです。
パイプの左側(prompt)を水道管にのせて、
パイプの右側(llm)に送っています。
なのでイメージとしては、こうなります。
prompt ⇒ llm
「プロンプトをAIに渡す」という言葉と、
prompt(プロンプト) ⇒ llm(AI本体)
そのまんまですよね。
まとめ
プログラミングは開発者によって、
より読みやすく、より使いやすく進化しています。
今回の例でいうと、パイプという仕組みを知っていれば、
prompt | llm が prompt ⇒ llm だとわかりますね。
こういったところから、開発者の人間らしさと努力が見えてきませんか?
おもしろいと思ってもらえたら、いいねを押していただけると励みになります!