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【GAS】エラーの原因が全て丸わかり!スプレッドシートで簡単ログ記録

割引あり

はじめに

「AIがコードを生成してくれるからプログラミングはカンタン」
と思っていませんか?

確かに、AIの進化によってプログラミング初心者でも手軽にコードを書けるようになりました。
しかし、生成されたコードにはエラー管理やメンテナンスが不足している場合が多く、思わぬ手間がかかることもあります。

そこで本記事では、「スプレッドシートでエラーを一元管理する方法」を紹介します。
本記事の関数を用意するだけで、簡単にエラーや動作状況を記録できます。
このやり方を使えば、エラーの特定がスムーズになり、スクリプトの保守も楽になります。
初心者にも分かりやすい手順で解説するので、安心して取り組んでみてください。


この記事で学べること

  • Google Apps Script (GAS) を使ったエラー管理ログの作り方

  • ロガー関数を作成し、簡単にエラーを記録する方法

  • 初心者でも簡単にエラーを一元管理できるシンプルな方法

ロガー関数を動かしてみた

ソースコード記載例

こんな感じ👇に記載しています。

最初に const logger = getLogger(); と書く必要アリ。1回だけ書けばOK。
※「const logger = …」の行を「try{ … 」の上に書くのは超重要!
プログラムの進捗度合いを「ログ」シートに出したいとき
エラー情報を記録させるときはこんな感じ
ログシートに「レベル:ERROR」と表示される

ロガー関数がなぜ必要か

エラー管理の現状

プログラミングをしていると、エラーが発生することは避けられません。しかし、エラー発生時に原因を特定するのは初心者にとって難しい作業です。

以下のような状況に心当たりはありませんか?

  • エラー発生箇所を探すのにコード全体を確認する必要がある…

  • 複数の関数でエラー情報を記録したいが、コードが重複してしまう…

  • エラー内容を記録しても管理がバラバラで、後で見返しにくい…

ロガー関数のメリット

ロガー関数を用いると、以下のようなメリットがあります:

  • ログ記録を統一できる: エラー情報を記録する処理を1箇所にまとめられるため、コードがシンプルになります。

  • エラーの特定が容易に: エラー情報を一箇所に集約できるので、問題箇所を迅速に把握できます。

  • コードの再利用性が向上: 他のプロジェクトでもロガー関数をそのまま使い回すことが可能です。


エラー管理ログを実装しよう

ステップ1: プロジェクト準備

  1. Google Apps Script プロジェクトの作成

    • Google ドライブから「新規」 > 「その他」 > 「Google Apps Script」を選択。

  2. スプレッドシートの準備

    • エラー情報を記録するためのスプレッドシートを作成します。

    • シート名を「ログ」とし、以下の三つの列を用意します。

ステップ2: ロガー関数の作成

以下のコードを Google Apps Script に追加します。

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