大学生が考えるHakuba Valleyの未来
法政大学×白馬バレー×地方創生カレッジ
いきなり白馬村にGO!小谷村にGO!なぜ??
以前、白馬のみなさんとkintoneで何ができるか?を考えていただいたとき、
ー高校生にkintone を覚えてもらって何か作ってもらいたいよね!
というお話といっしょに
ー大学生も巻き込むことができたら継続性も期待できるよね!
という話で盛り上がりました。
ですが、白馬には大学がなかったー💦
ー交通費や宿泊費を考えると、そう簡単に大学生は呼べないよね・・
ということでいったん諦めていました。
あれからちょうど1年、今回の法政大学さんのプロジェクトを見たとき・・
ーもしかして、諦めることないんじゃない!?
と思い立ち、居ても立ってもいられず、周囲が止める中、単身、インバウンドで溢れかえる白馬に向かってしまいました。
予備知識
改めまして、
内閣府補助事業 地方創生カレッジと連携した法政大学の白馬バレーの地域創生プロジェクトの結果発表会に参加してきました。
参加された学生さんたちは課題発見・解決のフレームワーク等のE-Leaninng講義をじっくり受講されたうえで、テーマに沿って調査、現地フィールドワーク等を経ての結果発表でした。
テーマは以下ふたつです。
①インバウンド
②雇用・産業
学生さんたちは2チームに分かれて、白馬村小谷村両村長はじめ地元の方々の前で、各テーマに沿っての結果発表(プレゼン)を行いました。
▼地方創生人材の育成を多角的に支援する「地方創生カレッジ」
▼法政大学での記事
https://www.hoseikyoiku.jp/shakairenkei/topics/index.php?c=topics_view&pk=1709519907&target=&year=
▼チラシ
https://www.hoseikyoiku.jp/shakairenkei/images/topics/1702429687/1702429687_101.pdf
結果発表会がはじまります
AWAY感満載のおばちゃんは一番後ろの席に隠れるように座ってみましたが、最近補聴器がポンコツのせいで上手く聞き取れず。スクリーンも↓の通り背伸びしてもよく見えず・・
必死にメモはとったものの後で読み返しても自分でも意味不明・・
とりあえず、こんな感じだったということで許していただきたいです。
■雇用と産業
まずは、「雇用・産業」チームの発表です。
(キーワードだけでなんのレポートにもなっていなくてすみません💦)
フィールドワーク/ヒアリングまとめ
産業
・観光が事業数の半数
暮らし
・子育て・移住支援
・ワ―ケーション支援
・雪との共存
人材
・農業の担い手・働き手不足
・夏冬での雇用数(需要)格差
働き口の多様性の少なさ(比較ができない)
シーズン依存の課題解決
→関係人口を増やす
交流人口・定住人口・・・
→Z世代を取り入れる
インターシップ 職業(農業)体験
HAKUBACATION
→スタディーケーション
白馬バレーとの接点を増やす
白馬と学生の関係性を作る
例)おてつたび
→登録ユーザー数(事業者数)の増加
→利用者の増加
事例)北海道厚沢部町
(詳細聞き逃したのでググってみた。これかしらん?
ほかにもいっぱいあったけど)
厚沢部町って初めて聞いた町だけどいろんな取り組みをやっている北海道の過疎の町。興味津々で1時間位見入ってしまった・・
「厚沢部町(あっさぶちょう) 大学生」でぐぐってみよう!
プレゼン後の質疑応答
白馬村丸山村長
ハクバァケーションの想定期間は?
その他
小谷村中村村長
行動するにあたって資金的は?→補助金とか
自治体からの支援にあたってはもっと深く考えてほしい
地元(農業兼業)の方
せっかくインターン終わっても「就職します!」っていわれては・・
小谷村村長
塩の道
インバウンドをグリーンシーズンに呼ぶ施策中
■インバウンド
そして、インバウンドチームの発表
資料もかわいい💛
対象地域の現状(ヒアリング結果)
①二次交通の不足→自治体は解消する政策をおこなっている。
→デマンドタクシー
②飲食店の不足(行列・夕食難民)
②について解決策の提案
白馬・小谷の特産品を載せた移動販売車をスキー場に設置
→ターゲットは外国人観光客
→活用できそうな特産品
そば、雪下の人参・キャベツ、お米、白馬小谷の豚、味噌
※外国人観光客の需要に合う食品開発
解決策の懸念点
・自治体が入りづらい
・人手不足
・売上の試算が難しい
自治体のかかわり方イメージ
・出店企業を公募する
・補助金支援
プレゼン後の質疑応答
地元の方より
二次交通の問題は解決していない。むしろ、インバウンドが増えたせいで、電車は満員、タクシーは呼んでも来ない、など生活に支障が出ている。
地元の方より
移動販売車は過去も現在も出ている(自分もやった?)
(この後が聞き取れず)
この後も両村長、また地元の方、オンラインで視聴されている方々からも
すごく沢山いい質問や助言があったのですがメモとれてなくてすみません!
■白馬村 小谷村 両村長より総評
両村長とも学生さんのヒアリング結果や提案のひとつひとつ丁寧に応えて下さいました。
確かにプレゼンの間中、両村長ともとても熱心にメモをとっていらっしゃいました(みせてほしいー)
おわりに
最初にも書きましたが
ー大学生を白馬(地方)に呼ぶのは難しいかも
という判断(憶測)は
ー彼らと何かやってみたい!
という気持ちにすっかり変わりました。
法政大学の学生さんのプレゼンは短い期間でしたが、よく調べて、わかりやすくまとめてくださっていました(みなさん学年学部に関係なく集まった有志との事)
テーマに対してフィールドワークの時間が少なすぎる感じがしてちょっと気の毒でした。
その調査不足やどうしても机上論になっている部分を地元の大人たちに突っ込まれた時、みんな一瞬うつむいて固まってしまって、それでもまた、めげずに真剣に返答して、
そしたら別のところからさらに指摘が入って、、この時の本当に悔しそうな学生さんたちの顔が印象的でした。
彼らの一生懸命に白馬村小谷村の両村長をはじめ、地元の方々からガチな質問や意見が次々と入り、とても白熱した時間でした。
真剣に村の事を考えてくれている大学生だから、地元の人たちも子ども扱いせずに真剣に応えてくださっていたのだと思います。
私も去年の今頃は「白馬をワーケーションのメッカにするには!」なんて本気で考えてあちこちでしゃべって・・
おばちゃんには誰も指摘してくれなかった・・💦(内心半笑だったかも)
地元にお友達ができていろんな話を聞いて、地元の各方面の方をご紹介いただいて、お話をうかがって、少しづつ白馬の事がわかってきて、
わかればわかるほど、何もわかってなかった自分を痛感して赤面して、
自分が何ができるかがわかんなくなって落ち込んで・・
そんな試行錯誤の一年でした。
そんな時、胸を打たれたのが、白馬村の百馬力という素晴らしいコミュニティのシンポジウム「白馬村の百年後を考える」で講演された宮坂 学氏(当時ヤフー株式会社社長、現東京都副都知事)のお話です。これを何度も何度も読み返しました。
特に好きなのはこの部分です
そして私は妙高で活躍されているサイボウズ社の竹内さんからかけていただいた言葉を自分の白馬での活動の信条として、この1年間自分でできる範囲で行動してきました。
私はkintoneしか武器をもっていないので
昨年11月には都心のkintone仲間と白馬の地元のみなさんのおかげで「kintoneCafé白馬」が実現して、
そして今年2月、白馬高校のみなさんにkintoneの授業をさせていただきました。
春になったら、白馬高校のみなさんとkintoneで、お困りごと解決のシステムを作って行ければと考えております。
断片的に訪れる大学生と地元の高校生がつながれば、継続的なプロジェクトも実現可能ですし、地元の方とのコネクトももっと強くなると思います。
もちろん背景には頼りになるkintone仲間がいます。
ZOOMやkintoneなどのツールを使って何かできないものか・・考えると今夜も眠れません💦
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