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「NISAネイティブ」に!?子供たちに伝えたい金融リテラシー




高校の家庭科で「資産形成」の授業が必修化されるなど、これまで日本では全く行われてこなかった「金融教育」が話題を集めている。
いままさに日本人のお金についての道徳心・マインドセットを変革するチャンスが訪れている。

■日本人は無意識にお金は汚いと思っている
・みんなお金がないと生きていけないと知っているのに、無意識にお金は汚いと思っている
・だからわざわざ商品券に変えたり、お歳暮にビールやハムを送ったり、「友達」「ママ友」間ではお土産やプレゼントが頻繁にやり取りされる
・単身赴任している夫が日ごろの家事子育てのお礼にいきなり妻に現金を渡したらビックリされるだろう
・プレゼントを選ぶ過程に「愛情」が込められると考える価値観
・『愛情や友情にお金は関与してはならない』という暗黙のルール がそこにはある

■『貯蓄から投資へ』政府も掲げたスローガン
新たな税制優遇措置「新NISA」も始まり、日本でも投資による資産形成の機運が高まってきた。
しかしお金についての道徳心は、世代によって違う。
★特に親世代(70代)
・投資=株=怖い 
・借金=悪い事
・貯金=美徳(確かに1980年代は金利が7%とかあったため仕方がないか…)

■最大の投資「住宅ローン」は避けるべきか?
★40代の私たちが親から認められた唯一の“借金”は「住宅ローン」である。
しかし、実は住宅ローンこそ最大の投資であったことを最近知った。
(男は家を建てて”ナンボ”と親やマスコミに刷り込まれて育った私は、他にもれず35年ローン絶賛返済中…)
株の信用取引と同じく自分の持ち金の4倍も5倍もの金を借金してレバレッジを効かせて、ここだと言う場所に家を買う。一世一代の大勝負だ。

投資は分散が鉄則であるが、1か所に全額ベットする住宅購入は地価下落のリスクを考慮するとオススメできない。
だから、自戒の念も込めて、子供たちには一生賃貸で暮らすことも選択肢に入れて欲しい。
(家ではなく他の金融商品への分散投資がベストかもしれない)

■日本人には理解できない?「お金に働いてもらう」という概念
私は40歳の時にロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだ。
欧米人のお金持ちはレバレッジ(借金をして)をかけて更なるお金持ちになっているということを初めて知った。そう、自分が働くのではなく「お金に働いてもらう」という概念。

投資と一言でいっても、
・投資=株だけではなく不動産などの現物投資もある
・投資=自己投資(英語やコンピューターサイエンスなど?)もある
10年後に成人を迎える私の子どもたちには、お金についての知識、投資の概念を深く理解。そして賢く生きるお金の使い方をしていってほしい。
10年後に彼らが「NISAネイティブ」と呼ばれる世代になるだろう。


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