TEISCO テレキャスターカスタム
TEISCOブランドの、テレキャスターカスタムのコピーモデル...だと思われる。
検索してみたところ、ヤフオクとReverbで、TE-380という型番で出品されていたのと、1974年のテスコのカタログにTE-430Bという型番での記載があったくらいで、他に情報は得られなかった。
耳継ぎの3ピースのヘッド。70年代中頃あたりまでの国産ギターによく見られる手法。
ペグはF-Key風。非常に綺麗な状態で、ギアに軽く油を注したら問題なく使用できた。
フレットは背が低め。
ジョイントプレートは少し細めで、下端が余っている。
ネックポケットにシムが入っていた。
ブリッジカバーを外したところ。
テレキャスターカスタムタイプなので、リアPUはシングルコイル。
ブリッジは、ねじ切りの3連サドル。
こちらも多少の錆はあるが概ね綺麗な状態。
Vol/Toneの配置は本家と同様。
フロントピックアップ。外観はワイドレンジハムバッカーを再現している。
ピックガードを外して電装を見てみる。
配線はビニール皮膜に覆われていて、内部までよくコピーされている。
フロントピックアップの裏側。こちらも外観はワイドレンジハムバッカーらしいものとなっている。カバーを外そうとハンダを除去してみたが、固着しているのか外すことができなかった。後日また道具を揃えて挑戦したい。
テスコという名前から、ソリアコ的なビザールを想像していたが、実際はテレキャスターカスタムをいたって真面目に(むしろ販売されたと推測される70年代初頭としては高いレベルで)コピーしている。もし見かけたら手に取ってみると面白いかもしれない。