【子宮筋腫手術の記録】⑤入院〜手術〜退院


④続き


入院前日

入院前に爪を切ってくるように言われたので手足ともしっかり切り、おへその掃除もします。
また1週間前から食物繊維を摂らないように、とのことなので食事にも注意してます。


入院1日目

昼過ぎに入院なので、午前中のうちに家でシャワーを浴びます。
入院後、看護師さんから病棟内の説明、過ごし方の説明を受け、コロナの検査をし無事陰性。
このタイミングで手術の開始時間を伝えられ、朝イチ9時からの手術となることを知る。
この日の夕食後は食事不可、水も21時以後は摂れなくなります。
初めての病院食兼最後の晩餐は鯖の塩焼きでした。病院だから当たり前だけど骨が無くて美味しかった。


入院2日目

手術当日。
7時半までに排便しないと座薬だと宣告されたのでひたすら病棟内を歩き回ったりYouTubeを見て便通が良くなる体操を実践し何とか絞り出す(笑)

手術着に着替えると一気に実感が湧き、めちゃくちゃ看護師さんに話しかけながら手術台まで自分で歩いて乗ります。点滴の針を刺され麻酔が入って5秒までは数えた記憶があります。

次に目を覚ました時は手術室近くのリカバリールームでした。手術終わってた(当たり前)。
まだ術部に痛みはないけど尿の管は痛いし朦朧とするし、とにかく寒い。吐き気もあり、看護師さんに「吐くなら横向いて!」と言われ吐こうとしたらゲップだった。
ゲップしたら治りましたって伝えたら看護師さんが、他の看護師さんに「吐き気あったけどゲップしたら治ったって!」とそのまま申し送りされててちょっと恥ずかしい。

病室に返され酸素やら心電図やら色々繋がれ、スマホを取ってもらい時間を確認すると15時過ぎ。手術開始から6時間も経ってました。
ここで家族と面会。摘出した筋腫は合わせて220gあったとのこと。

この日はベッドに横になっていれば寝返りも打って良いと言われるも腹筋に力が入ると衝撃が走るので上手く動けず、寝返りを手伝ってもらいつつ、ひたすら時間が経つのを待ちます。
ふくらはぎに巻かれる血栓予防のポンプが夜通し作動していてつらい。動画を見る元気もないのでラジオを聴きながら寝落ちを繰り返して何とか凌ぎます。

入院3日目

術後1日目。
朝から水が飲めるようになり、回復食も朝から始まります。
回復食はだし汁、ミルクティー味の栄養ドリンク、青りんごゼリーでしたが、これがどれも結構美味しくて嬉しい。
昼食からはお粥と刻み食にシフトします。

トイレまで歩ければ尿管が外れるとのことで外したい一心でリハビリをするも、ベッドから脚を下ろして上体の向きを変えるのがとても大変。
間違えて腹筋に力が入ってしまうと激痛なので何とか体を使って起きてしまえば、歩くのとベッドに戻るのは意外と難しくなく、無事尿管が抜けます。
歩けると言っても向かいの杖ついたおばあちゃんの0.3倍くらいの速度でしか歩けず応援される始末でしたが。
トイレに行くだけで汗だくでベッドに戻るとしばらく休憩が必要でした。
また喉が痛く痰も絡まっているけど上手く出せない。患部を抑えて咳払いすると良いと言われても上手くいかず、激痛に耐えながらベッドで丸くなり何とか痰を出す。


入院4日目

術後2日目。
朝から、「今日腹部のドレーンが外れるので明日退院出来ますよ」と言うので二つ返事で断る(笑)
昨日までトイレに行くのもかなり大変だったので退院出来る気がしなかったです。

しかし先生が言う通りドレーンが抜けると一気に動きやすくなり、家族の面会もラウンジで話すだけの体力が戻ってきました。3日ぶりに沢山自分から話したので少し息が上がるのと、やっぱり喉が痛い。
ベッドからの上体の向き変えも相変わらず大変。電動ベッドがないと起きれないし、普段使わない背筋が筋肉痛になる。痛み止めが切れると辛いので、6時間経ったのを見計らってロキソニンをもらう。
また術後ガス(おなら)は出るものの排便が無く、お腹が張ってつらい。

ちなみに昼ご飯から普通のご飯に戻りました。
戻って最初のご飯はキーマカレーで、誇張じゃなく美味しくてちょっと泣いた。

また術後初めてシャワーを浴びれましたが、シャワールームに椅子がなく立ちっぱなし、右手には点滴の針が刺さったままビニールでカバーをし、不便な状態で25分以内に出なければならず、なかなか大変。髪は貰ったリンスインシャンプーで、顔と身体はボディソープでしっかり洗う間もなく洗い流し、何とか制限時間の枠内に収めることが出来たのでシャワー欲の解消としては少し消化不良に終わりました。


入院5日目

術後3日目。
前日・2日前に比べて目に見えて良くなり、ゆっくりであるものの沢山歩けるほど回復。
電動ベッドなしで起き上がることも出来るように。
また排便もこれでもかと言うほどあり、かなりスッキリ。下痢気味だけど問題はないらしい。
喉の痛みを相談するも、のど飴舐めてください、とのこと。喉の薬はもらえないらしい。

昼頃には点滴の針も抜け、元気になったので1階のコンビニまでジュースを買いに行く。
今更ながらこれなら今日退院でも良かったのかもしれないと思い直す。
本来なら今日退院できた人なのでこの日は看護師さんの優先順位が低く(当たり前)ほとんど来ないので編み物したり自由に過ごしました。

入院6日目

術後4日目。
5泊6日の入院生活も最終日。
数日前に比べてスムーズに動けるし、引き続き便通も良好。
朝から意気揚々と退院に向け荷物をまとめます。
朝食後、書類の準備が出来た人から退院の案内がされ、この日は4人部屋のうち3人が退院だったけど一番に呼ばれました。

退院には母が付き添ってくれるも、股関節が悪く杖をついているため、側から見たら杖ついた老人にキャリーケースを持たせて自分は手ぶらな娘の様で思わず笑ってしまうが傷が痛む。
2人して痛い痛いと言いながらタクシーに乗り込む様子はもはやどっちが患者なのか分からない(笑)
昼前には実家に到着したので家でゆっくり昼食。やっぱり実家は寛げて最高。椅子に座ってゆっくり髪や身体を洗えるのが嬉しく感じました。


次で入院中に便利だったもの等を紹介します。

いいなと思ったら応援しよう!