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母の大切な古いアルバムを見つけて・・ 3話

こんにちは
トヨウケミタマ です


昨年2月12日の新月の日

伯父と母の二人に
懐かしい 良き時代の
楽しかった頃の想い出話しに
花を咲かせる時を作るのに
ちょっとお前さん  ….. 
ちーっと手伝ってもらえないか  って
亡き祖母の意思を
なんとか感じ取れた
スーパーDONのわたし ……

そしてさらに 
同じ日にまた不思議な体験  ………



母と話ししながら ふと
母が以前  言っていたことを
急に思い出して

「お母さん、そういえば 
 前から言ってた古いアルバム ...... 
 まだ見つけ出してないよね?」


それまで家族の誰も
もちろん私も含め ……
母のその言葉を真剣に
聞き止めることがなかったが

二階部屋の山となった
引越し荷物の中に入り
その一番奥からアルバムを
見つけ出したのでした 。



それは、当時では
上等な革製品だろうと思われ
大正ロマンを彷彿させるような表紙でね …..
ロマンあふれるタイムスリップ感覚に
スイッチが入る私でした 💖😊💖

そして 田舎にしては
少々自由度のある
格式の家柄だったのかなあ …….
とも感じたわね 。


今の姿はさすがに
年月を物語るものになり
風化してしまっているのだけれど
ていねいに そおーっと扱わなければ
ページが剝がれてしまいそうな
アルバム  ...... 

そう …….. 本当に ていねいに
優しくゆっくりと 
ページをめくっていって
1枚1枚の写真のエピソードを
母に聴いていったのね

その頃を思い出す
恰好な手がかりを手にした母は
忘却の日々から脱却し
記憶の点と点が
繋がってきたかのようでした  。
少しずつ ホッとしてきて
少女のような表情をしだしたのね.....  
私もうれしくなったわ .....  

誰もまともに取り合わなくなってきた
年老いた母の ささやかな願い ……  
母にとっては
とても重大なことだった  …….のよ   



人の記憶は
記録と直結し
五感の手ざわりや
香りや聴こえにも
連動するってことよねーー



その中にあった写真に
巫女の舞姿の母がいたの 。




コメントを見ると 

紀元二千六百年祭  浦安の舞 

とあったの

82年前の母 そして浦安の舞は
この記念に作られたと
初めて知ったのね
( 意外と最近だったんだねーー )


当時のことを
かみしめるように
ゆっくりと語る母の声は
いつもとは違い
とても張りのある
声だったのを覚えているわ


うれしそうに 楽しげな
母のはなしに
私も夢中になった
ひと時だった  .......


その時に
メールの着信音が
鳴ったのでした  ………


この続きは次回
お楽しみにーー



今日も 

最後まで

お読みいただき

ありがとうございました






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