今と来年のことふたつ

連日『サンタクロースが歌ってくれた』の稽古をしています。
読み合わせした次の日には立ち稽古やって、めくるめくスピードで稽古は進み、舞台上の役者の導線を決めていく「動きつけ」というフェーズに入りました。

ぶわわーっと台詞を喋り、どわわーっと走ったり飛んだりして、なおかつ演出家の指示と共演者からもらう情報を浴びているのでとっても濃い1日1日を過ごしており、1週間がとても長く感じました。

火曜日なのに、木曜日だと思ってしまうくらい。分かりにくいですね。

おかげさまで追加公演も決まりました。
本当にありがたいです。

今から「観に行こうかな」と思ってくれている方は、是非追加公演に照準を合わせてもらえると嬉しいです。

そして、来年の公演の情報も公開され始めました。

下北沢演劇祭参加作品
日本の劇団『十二人の怒れる男』

企画者は劇団スーパー・エキセントリック・シアターの栗原さん。

もうきっと3年くらい前に、急に阿佐ヶ谷の喫茶店に呼び出されて「日本にある劇団の劇団員だけでお芝居をやりたい」「ぜひ多田っちにも出て欲しい」と言ってもらいました。

わたしはもともと、お芝居だけじゃなく、楽しいことをやったり企画したりするのが好きな性分でして、この企画を聞いた瞬間から「やられたっ!」と思ったのです。

「劇団員」というなんとも説明のしにくい、役職とも職業とも言えないカテゴライズ。でもきっと、みんな「劇団員」というものに拘りと歴史があるはずで、12人の個性豊かな「劇団員」たちの共演というだけで、とても楽しみなのです。

キャラメルボックス代表として、頑張ります。

そしてそしてコチラ。

キャラメルボックス・アクターズプロデュース2022
ハーフタインシアター2本立て
「ミス・ダンデライオン」
「水平線の歩き方」

アクターズプロデュースの名の通り、劇団員の阿部丈二が企画する公演です。
丈二はわたしの同期で、彼も劇団が好きだし、とても劇団のことを考えています。
キャラメルボックスの復活に際して、より多くの劇団員を紹介したい、観て欲しい、再会してほしい、そんな想いが詰まっています。

わたしも、稽古中の『サンタクロースが歌ってくれた』に出演していない役者の中にも、個性的で魅力あふれる劇団員がたくさんいて、これがキャラメルボックスの強みのひとつだと思っていました。

またそんな人たちと作品を作れること、とても嬉しいです。


奇しくも、来年の公演の1本目と2本目は「役者がプロデュースする公演」が続きます。

誰が企画したって、「面白いことをやりたい」とか「お客さんを楽しませたい」って思いは一緒で、賛同するわたしも、その思いを成就させるべく頑張るのみです。

どうぞ皆さま、よしなに。

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