これからのためのいままで
ふんわりと始めたnoteですが、やりながら「コンテンツを貯めていく」という側面もあるな、と感じてきました。
投稿した瞬間はあまり目に触れなくても、記事を残しておけば、だんだんと時差的に読まれていく感じです。
大袈裟にいうと、自分の歴史が刻まれていく博物館が24時間営業といった感じです。
わたしは10年来のTwitterユーザーですが、Twitterだとその感覚はあまりありませんでした。
誰かがある瞬間にこのnoteに目が留まって、興味を持ってくれて、過去の記事を読み返してくれたとします。
そのとき「わたし」という人間がどういう人間で何を考えている俳優なのか、分かるような記事を載せておこうと、改めて思いました。
いつかどこかで誰かが、わたしという俳優に興味を持ってくれて、お仕事になるとか、仲間が増えるとか、わたしの出演作を見に来てくれるとか、そういう邪(よこしま)で誠実な繋がりが起こることを、わたしがSNSで期待していることでもありますから。
というわけで、今日は以下にわたしの主観的略歴を書き残してみます。(安易)
略歴
1983年に北海道釧路市に生まれる。
小学校(全校生徒40人弱)、中学校で生徒会長を務める。
小学校、中学校はサッカー部。ポジションはMFとFW。憧れの選手はラモス瑠偉と前園真聖。
高校入学時、彼女をつくるという目標のため、女子が多い部活を狙う。演劇部に入部。
3年間、一度も地区大会を突破することはなかった。けれど、部としては活動的で、年に3〜4回、ちゃんと本番公演があったりした。
高校卒業後、上京して桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻に入学。37期。
演劇の学校に通いながら「演劇なんて人に習うもんじゃねぇよ」と尖った思考を持ち、ろくに授業に出ず、ダラダラとした2年間を過ごす。麻雀を覚える。
2004年、演劇集団キャラメルボックスに入団。
冬に「スキップ」で初舞台。
体力的にも精神的にも厳しい環境に置かれ、プロの演劇の洗礼を浴びる新人期間(約3年)。
2008年劇団内フォークデュオ「ペリクリーズ」結成。これを機に作詞作曲やライブ、音楽活動をするようになる。
わたしの作った曲がジョイサウンドでカラオケ配信されて、以後、毎年10円くらい印税をもらうようになる。
2009年に「さよならノーチラス号」で劇団公演初主演。本番前に吐く。
2012年自身のユニット「多田直人案」を立ち上げる。俳優に脚本を書かせたり、演出をさせてみたりする。
演劇は仕事であるが、幸福追求のための手段でもあることを感じ始める。
同年「無伴奏ソナタ」主演。その後、2014年、2018年にも再演されて、キャラメルボックスで自身の代表作ができた。
2014年多田直人案にて独り芝居「審判」を上演。しかも吉祥寺シアターで。
めちゃくちゃ無謀で挑戦的な企画だったが、2時間10分の独り芝居をやり切った感覚と自信は、今も根付いてる。
2016年OOPARTS「HAUNTED HOUSE」出演。
鈴井貴之さん、藤村D、チームナックスの森崎さんに加え渡辺いっけいさんら、憧れの方々と共演できて、故郷に自慢する。
2017年すゞひ企画「カーテンコールは終わらない」出演。謎解き×演劇。板の上で演技するだけが俳優の仕事ではないかもなぁ、と思いを馳せる。
2018年「BEFORE AFTER」出演。初のミュージカル出演にして2人芝居。無謀すぎる。でも楽しかったので、以後、ミュージカルへの出演も意欲的になる。
2019年青年団入団。「東京ノート・インターナショナルバージョン」出演。
ミニマムな会話劇を勉強しようと、青年団の門を叩いた。前年から実質的な研究生として、講義やワークショップを経ての入団。
「芸術としての演劇」を肌で感じて、たくさん悩む。
同年、キャラメルボックス活動休止。
休止前最後の公演になった「ナツヤスミ語辞典」劇中の「僕たちの夏休みもまだまだ始まったばかりだ」という台詞を亜空間の中にいるみたいな感覚で言う。
2021年キャラメルボックス活動再開。
現在37歳。奥さんと1歳ちょっとの娘がいます。
以上
とまあ、わたしの中でザザッと思いつく感覚で思い返してみるとこんな感じです。
もちろん、まだまだ出演作はたくさんありますし、思い出もたくさんあります。
書きながら、ひとつひとつ注釈つけていると膨大な文量になることに気がついてやめました。
これで、少しでも興味が出てきた方、もっと知りたいと言う方は、Wikipediaを見てみてください。
有志の方が編集してくれているのですね。すごいですね。ありがたいですね。
2018年くらいまで略歴が載っています。
2018年くらいで更新が止まっているというのが少し淋しいところですが、Wikipedia内に書いてあることは間違っていません。
もしかすると、わたしがスルーしている些細な略歴も、貴方にとって「すごいすねそれ」ってのもあるかもしれません。
もっともっと貴方にわたしを知ってほしいし、もっともっとわたしの手の内を明かしていきたいです。
そして、わたしに対して何か引っかかったりしてくれて、SNSを乗り越えて、邪(よこしま)で誠実な関係になれることを願っています。
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