贅沢な人生だなちくしょーw
演出家「森田雄三」が永眠された。10月29日。
蜷川幸雄、浅利慶太と、時代を作った天才が次の時代の前に逝ってしまった。僕は雄三さんしか知らないけど。
14年前のイッセー尾形の作り方で教えて・・・じゃないな、一緒に稽古して「まじめだね~」「頭かたいねー」と言われまくったのが懐かしい。その時の様子はどっかのブログに書いてほったらかししてる。探すのもめんどくさいので誰か知ってますかね?(笑)
最後にあったのは前職辞めた時。「よう来たか」と始まって、ひたすら雄三さんがしゃべるだけ(苦笑)天人・朱夏で何かやった後だったからその話をしようとすると「天人の話してよ」と語らされる、つか稽古させられる。
「いいね、なんか牧歌的というか、田舎を思い出すよ。俺が勝手に思ってるだけだから正解とかじゃないからな」
雄三演出はいつもこう「正解はない。勝手に思ってるだけ」
「芝居はお客さんが想像するものです」
これ、イッセー尾形のチラシでよくみたキャッチコピー。これを表明してる演出家はたくさんいるけど、誰も雄三レベルまで行けてる人、皆無(断言)台本、証明、音楽に頼り、客に「魅せる芝居」
間違いじゃないけどね。それも芝居。雄三さんはへそ曲がりだから「そうじゃない芝居もあっていいじゃない」と客に丸投げする芝居を求め続けてたっけ。それがすごく難しくて難解だったんだけどね、自慢じゃないけど何となく極意は掴めたと自負してる。教えれないけど。
前述のWS後の年末の原宿クエストで「あんた独り芝居していいよ」と言われたのは自慢です。ちゃんと証人もいますからね。ただ、僕は演出の方に行きたいんですけど。誰かやりませんかね?雄三芝居。
そっか、雄三さんは次の時代、年号見ないでいっちゃうのか・・・
そんな事思いながらfacebook観たら、いろんな人が柩に絵をかいたり芝居してたり、子供も大人も、男も女も。性別じゃはかれない人もいたんじゃないかな。それを見て
「なんだ、とっくに次の時代を見てたのかよ。贅沢な人生送ったなちくしょう(苦笑)」
じゃあ、次の時代で観ててくださいな。またな。