序章。
アイスランドへ行ってきた。
アイスランドの自然は雄大で厳しくもあり
美しくもあった。
自然はあるようにあるのだなと。
宇宙の法則は奇跡のようにバランスがとれており
その数式はとても美しいそうだ。
僕は科学者という人種が大好きだ。
彼らはいたずらに神を信仰せず
自然を見つめそこから導かれる事実のみを
信念として決して揺らぎがない。
宇宙の法則は20世紀に入って以降
目覚ましい革命が起き続けている。
相対性理論。
ニュートリノ。
暗黒物質。
この100年で宇宙の神秘を解き続けてきた。
無が有を生み命が生まれるにいたり
科学が奇跡を解明しつつある。
様々な神学者や哲学者は無根拠な
神の存在証明を打ち立てたり、答えの出ない存在論を
語りつづけるが科学者は
自然を静かに見つめ続ける。
世界はあるようにあるのだ。