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アンテナを張ると見えてくるもの

 どうも難病育児ファンドレイザーです。昨日は娘の命綱とも言える経管栄養のチューブ(鼻から入って十二指腸へ直接ミルクを届けてくれています)が気づいたら20cmも出てきてしまっていて、朝イチで病院へ駆け込んで入れ直してもらってきました。順調に成長してくれるのは嬉しいけど、動きが活発になるとこうしたリスクも多くなることを考えると心中複雑な思いです。。。

 さて、無事にチューブを入れ直した帰り道の高速道路、強い雨を避けるために寄ったとあるPAのミニストップでコーヒーを買ったら、なんとフェアトレードのマークが!
 一杯200円は他店に比べると価格競争力では厳しいものがありますが、このマークを掲げるメリットはきっとじわじわ出てくるだろうと勝手にあれこれ考えながら購入しました。たぶんカップのサイズは、他店のレギュラーサイズより一回り大きめなんじゃないかと思います。
 以前だったらなんとなく素通りしていたかもしれないのですが、自分でこうやって発信するようになって、フェアトレードとかオーガニックとかエシカルとかソーシャルといったキーワードに勝手にアンテナが張られて、目につきやすくなってきている気がします。カラーバス効果、ってやつですかね。

 さて、ではせっかくなので、ミニストップ以外のコーヒーはどうなのか、ちょっとネットで調べてみました。このくらいしないと情報としては価値が出てこないですよね。

 まずはコンビニコーヒーの火付け役、セブンイレブンの「セブンカフェ」。
「厳選されたアラビカ豆100%」と書かれていますが、オーガニックやフェアトレードなどの記載はなし。

 続いてはセブンを追うローソンの「マチカフェ」。
こちらは「ちゃんとつくったイパネマ農園熟成豆」、しかも「レインフォレスト・アライアンス認証農園産のコーヒー豆のみを使用」!
レインフォレスト・アライアンス認証農園!!と言うことで、知りませんでしたが、豆の生産に関しては環境と社会に配慮されたコーヒーと言えますね。
→詳しくはローソンHP内「おいしさのヒミツ」をご参照ください。

 お次はサークルKサンクスを傘下に加えたファミリーマートの「ファミマカフェ」。「ファミマのブレンド 知られざる8つの事実」という解説がありましたが、どの事実もおいしさのこだわりしか伝わってきませんでした。それはそれで企業努力かと思いますが、今回の趣旨からするとちょっと残念。

 ポプラデイリーヤマザキは特にコーヒーに関する情報はHPからは確認できませんでした。

 というわけで、一周回ってミニストップのHPを見てみたら、コーヒーの紹介ページにはフェアトレードマークどころかフェの字もない!代わりにアレルゲン・栄養成分情報のページがありました。それはそれで素晴らしい取り組みだとは思ったんですが、結局HPの商品情報だけでは環境や社会への取り組みの全貌はわからない。という結論にならざるを得ないですかね。やれやれ。

 でもこうして他社との差別化の手段として環境配慮や社会貢献などの要素が加わってきているのはとても良いことだと思います。次は消費者がその取り組みをきちんと評価して良いものを選択することが大事です。そうすることで、そうした取り組みがなされていない商品やお店が淘汰される、というよりも競争力のためにそうした取り組みに追随する、そしてみんな環境や社会に優しい経済活動になる、という流れが生まれると良いですね。

 かく言う私もコンビニの食べ物はセブンが一番美味しい!と以前は公言して憚らなかったですし、今も職場の最寄りのコンビニはファミマなので、なかなか環境や社会への配慮のみを基準としてコンビニを選ぶというのも現実的には難しいかと思います。でも、たまにはそういう視点で商品やお店を比べてみるとコスト削減だけではない、様々な企業努力が見えてきて面白いのではないでしょうか。

 今回もフラッと検索してみて、コンビニのHPを初めて見ましたが、以外といろんな情報があって面白かったです。時間があればもう少し突っ込んで各社のCSRの取り組みなんかも見てみたいですね。コーヒーのページでは見えてこなかった取り組みが出てくるかもしれません。

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kinox
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