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機能不全おじさん
2025年2月24日 16:58
ある週末、上司と仕事終わりに飲みに出かけた。 月に一度程度のペースでそんな不毛極まりない会が開かれる。彼は部下と飲みに行くのが夢だったのだと言い、毎度私を誘うのだが私の夢は温かい毛布にくるまれて猫ちゃんと穏やかな眠りに着くことである。 フロロロロ・・・、という小気味良い音に包まれたい。そして出来ることならばそのまま音の粒とともに温かな毛の隙間に吸い込まれていきたい。 私は人から、そ
2023年12月30日 08:16
高校を卒業して18歳で社会に出た。両親の教育方針もあり、そのまま家も追い出され一人で生きていかなければならなくなった。 高校在学中にバイトもしていたのでその延長線であろう、とたかをくくっていたが想像していたよりも社会は子供じみていて気が抜けると同時に、どうしようもない袋小路に追い込まれた気になった。 就職して私が配属されたのは営業課であった。営業とはいうものの主な業務は生産管理で一般的に思