Crattini
MUJI HOTEL にチェックインする前に、近くの「クラッティーニ」にランチを食べに行きました。クラッティーニは、私が学生のときにアルバイトをしていたイタリア料理店です。店名の”クラッティーニ”は、シェフ倉谷さんの名前から。当時は、練馬の石神井公園にあって、私は江古田にある大学に通いながらバイトをして、イタリアにも、そして料理の世界にも次第にのめり込んでいきました。倉谷シェフの作る料理は生き物だ、と私は思っています。躍動感というか、そのときの勢いがギュッと凝縮されていて、ひと皿から放たれるエネルギーはいつも眩しすぎるほどです。だから毎日バイトをしていても飽きなかったし、勉強もたくさんさせてもらって、クラッティーニのスピリッツは今の自分にも注がれていると勝手に思っています。
当時、大学で写真を勉強していた私は、最終的に卒業制作もクラッティーニを題材に撮影し、大学もバイトも一緒に卒業しました。
卒制から数枚。
かれこれ20年前の写真です。
その後お店は、赤坂→麻布→丸の内と移転し、現在、銀座に7年目。すべてのお店を追っかけてきたけれど、料理はいつも変わらず倉谷節が満載です。
「きゃべつ畑のスパゲッティ」は石神井時代からのスペシャリテ。私にとってはひとくち食べたら大学生に戻れる若返りのクスリです。笑)
これからも、元スタッフとして、そして大ファンの一人としてクラッティーニをずっと追いかけていきたいと思っています。
倉谷シェフ、ありがとうございましたー!!