「いい人」ってなんだろう
わたしは誰かを紹介する時に「いい人」と表現することがある。けれど、それは誰かと比べたり、絶対的な基準で判断しているわけではない。
具体的に何を指しているか自分でもはっきりしないけど、とにかく「良い」という気持ちがあることを伝えている。
でもそういう人でも、環境や状況によっては、人に迷惑をかけたり、誰かを傷つけたりしている。
そんなことは多くの人が理解しているだろうし、この世に完璧な人がいないことも同様である。
ではなぜ「いい人」と言うのか。
それは、いい人と認識される人が増えると、いい人の集いになりやすいと思うからだ。
誰しもよくない側面なんて探せば無数にある中で、特別に精密なジャッジが必要な状況でなければ、最初はお互いに「いい人そう」と思えるに越したことはない。
「いい人そう」と思うことで、相手を「いい人」として扱うことができ、相手も「いい人として扱われた」と感じ、またそのような振る舞いを繰り返す。
そんな好循環が生まれればいいと思う。
アカデミー賞で起きたアジア人差別疑惑のニュースを見ながら、そんなことを考えていた。
いいなと思ったら応援しよう!
いつも読んでくださり、ありがとうございます!
サポートは、読書やnoteの購入に活用させていただいております。