孤独とはなにか
昨晩、5ヶ月間一緒に留学していた日本人のルームメイト達とお別れした。
その日のスケジュールがバタバタしていたこともあり、お別れは手紙を渡して一言二言しゃべるだけの、サクッとしたものになった。
だが、自分の部屋に戻ると突然悲しくなって、涙が溢れ出た。
昨日まで毎日、ほんとうに毎日会って、おしゃべりして、ごはんを食べて、笑って、時には悲しみさえ共有させてくれた人たちが、今はもういない。
––––– どうしようもなく落ち込んだ私は、部屋の電気を消した。
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1時間ほどたった。
「孤独とはなにか」
私は久々に考えさせられた。
久々だったのは、ルームシェアをしているので当たり前だが、4月から1度も、人と会わずに1日を終えることがなかったからだと思う。
孤独でない人間は、孤独について考えることがない。
つまり、私は孤独ではなかったのだ。
かつて、自分の小さな心の中にある、悲しい気持ちや寂しい気持ちをどう処理したらいいのか悩んでいた私は、もういないらしい。
今日、この1日は強烈な寂しさを感じているが、それは愛情を注いだ証であり、たくさんの愛情を注いでもらった証だ。
5ヶ月間の留学は、記憶がいか簡略化して残ろうとも、流石に長かった。
はじめの1ヶ月で生活に慣れて、周りの環境が当たり前になってくると、「永遠にこの時間が続くのではないか」と思わされた。
そんな風に思った時もあったが、私たちはもう次のステージに向かわないといけない。
––––– これを記した1時間後、私は空港へ向かう車に乗り、イランを発った。
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このnoteは、帰国直前の9/10 午前2:00に10回以上アップを試みたのですが、通信環境が悪すぎてダメでした。かなしい。