#1 騙されるな!!STUDYingの落とし穴 中小企業診断士 勉強法
皆さまこんにちはこんばんは。キノPです。
前回、「序章」ということで、目次的な記事を投稿しました。
今回から具体的な、私の診断士受験での失敗談や、アドバイスを投稿していきます。今後の中小企業診断士試験の勉強法については「#」を付けてナンバリングしていきます。
余談ですが、令和6年度の中小企業診断士1次試験は8月3日、4日となっております。つい先日晴れて診断士となり、診断士協会に登録を済ませた私は、今年は受験生でなく、試験監督の補助員として当日は会場入りするつもりです。年々、人気の高まりとともに、受験生が増え、試験監督員も人手不足のようです。この記事を見ていただいている皆さまともどこかの会場でお会いできるかもしれません。
なお、申し込み締め切りは5月29日までとなっております。受験をご検討の方はお早めにどうぞ。
それでは本題に移ります。
STUDYingでの勉強を検討する前に
今回の記事は、タイトルにもあるように、「STUDYing」をメインにしています。1回目、2回目の記事で書きましたが、受験初年度に私は通信講座で勉強をし、見事玉砕されております。これは、私の力不足の問題ですし、通信講座そのものを否定するわけではありません。また、通信講座で合格している人もたくさんおられます。
もう一点注意事項として、これは私が通信講座を受講した2021年の情報に基づくものですので、現在では改善されている可能性があります。悪しからず。
つい先日、診断士協会の新人研修会なるものに、行ってきました。懇親会にも参加し、同期の診断士と交流を深めてきましたが、そのなかにも通信講座の「STUDYing」をつかって一発合格した方が何人かいらっしゃいました。
(新人研修会の様子はまた別の機会で書こうと思います)
ですので、STUDYingが合う人は、何も気にせず勉強に励まれてください!
私のように通信講座が合わない人、これから検討しようとされている方は、是非、この記事を読んでから判断いただければと思います。
初受験で通信講座を選んだ理由
私が、一回目の受験でなぜ通信講座を選んだかは以下の流れになります。
中小企業診断士という資格に出会う
→どうやら難関資格らしいが、受験を決意!!!!!
→難関資格なら独学は無理
→だが資格学校に通うほど時間の余裕がなく、お金もかけたくない
→通信講座を発見。コスパもいいし、スマホ学習等、便利なツールも多数♪♪
→通信講座一択で即料金支払い!!!
です。結構このタイプの方多いのではないでしょうか?
当然、通信講座の中にも、色々な種類があり、下調べをしました。そして、最終的には、STUDYingを選んだわけです。
そして、なぜ今回、私がSTUDYingについての記事を書きたかったか、という点です。STUDYingには優れる点がたくさんあります。これは、誰もがネットで調べればわかることですが、
・スマホでどこでも学習可能(講義動画、過去問、メモ機能等)
・講義が動画で何度でも視聴可能
→繰り返し聞き流すことで脳への定着を図る
・別料金で紙テキストも購入可能
・資格学校よりコスパよし
・想定問題もあり
他にもいろいろあると思いますが、ざっとこんなところでしょう。
これは、STUDYingのホームページだけでなく、通信講座のまとめサイト等にも同じようなメリットが記載されています。
ただし、ここで注意すべき点として、良い点しか書かれていない、ということです。当たり前ですが(笑)
まとめサイトは、アフィリエイト的な誘導するサイトが多いですし、レビューも、落ちた人のレビューを掲載するはずないので、良い点しか書かれていないのは当然なのです。
そして、何も考えていない私は「めっちゃレビューいいやん!!」と飛びついたわけです。
ここでの反省点として、どのような勉強法が自分にベストかをしっかり自己分析したうえで、勉強法を選択すべきでした。
STUDYingの落とし穴
何度もいいますが、これは通信講座を批判するわけではありません。ですが、少なくとも私には合いませんでした。ここからは私がSTUDYingと相性が悪かった点についてあげていきます。
テキストがわかりづらい
STUDYingは、スマホやタブレットで、講義動画を視聴できますし、PDFのテキストを見ることも可能です。私は、紙にペンで書き込んだり、アンダーラインを引くことで覚えるタイプの人間でしたので、初めから紙のテキスト追加料金を払って購入していました。
しかし、このテキストが非常にわかりづらいのです。
まず、索引がないのでやたら、横文字や、初耳ワードが多発する診断士試験の受験生にとって、非常に使いづらいです。
一応、アプリ上でもワード検索ができるのですが、これも使い勝手が悪く、ほしい情報が出てきません。最終的には、紙テキストがあるのにもかかわらず、PDFのテキストをタブレットにダウンロードし、PDFの検索機能を使ってワード検索をしていました。これ、大した作業に見えないかもしれませんが、「これどういう意味だったっけ?」と思ったときに、パラパラとめくってすぐに探せないのは、実はめっちゃストレスですし、めっちゃ効率悪いです!!!
もう一点、残念なのは、一次試験の中小経営・施策の紙テキストがモノクロということです。というか、紙テキストは全てモノクロですし、これは購入前から私も承知の事実でした。中小経営・施策の勉強をしたことがある方ならわかると思いますが、「中小経営のあのグラフを、モノクロでどうやって判断しろと???」と思うことでしょう。ただし、これはモノクロとわかっておきながら紙のテキストを購入した私の落ち度です。
さらに付け加えると、このテキスト、記載されている文章は、講義動画の講師が言っていることと一語一句同じです。通信講座なら当たり前の仕様なんでしょうが、初めて通信講座を使った私には衝撃的でした。
「テキストと動画が同じこと言ってるなら、動画いらんやん」というのが私の感想です。もちろん、耳から入れて、脳の定着を促す効果はあるでしょう。しかし私はその効果を実感できませんでした。
スマホやタブレットで学習するということ
これは、受験生それぞれで意見が分かれるところかと思います。
私はSTUDYingを使って、勉強をしていて、脳への定着具合、記憶の残り具合がいまいちだなと感じていました。やはり紙で見て書いて覚えるタイプですし、過去問を解くのに、スマホでピコピコいじって正解だと思う番号をタッチして、といった作業で、覚えれる気がしなかったのです。ですので、試験前の1ヵ月くらいは、過去問や問題集すらも、全で紙で印刷し、勉強してました。
これについては、何かの記事でよみましたが
・スマホやタブレットによる、勉強は、紙での勉強に比べ、記憶の定着が2、3割減少する
・iPhoneを発明した、スティーブジョブスですら、子供がある年齢になるまで、タブレットやスマホを与えなかった。
といった情報をみると、あながち私の感覚は間違っていないのでは?とも思えてきます。ただし、私はその道の専門家ではないので、スマホ学習による実際の影響については責任は持てません。
スマホ学習は、「重い参考書を持ち歩く必要がない。スマホさえあればいつでもどこでも学べる」といった効率性、利便性においては、紙媒体をしのぐのは間違いないでしょうが、「記憶の定着化を図る」ということにおいては紙媒体の方が勝る、と私は考えます。
スマホ学習について述べたことについては、以下の動画でも解説されています。
おわりに
今回から具体的な体験談を書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
通信教育について、レビューやまとめサイトには書かれていないような、実際に使わないとわからないことを赤裸々に書いてみました。
勉強方法が合うあわないは人それぞれですし、実際にSTUDYingで合格している人はたくさんいます。STUDYingは特に若い方を中心に人気があるようです。(私が勉強を始めたのは32歳の時でしたので、若い部類に入ると思っていましたが。。。(笑))
次回以降の記事では、通信講座で挫折した私がどのような勉強方法で立ち直ったのかを書いていきます。
今回の投稿が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
それではまた