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恩返しでも対価を受取ってよい~恩返しといえば…~

こんにちは、宇宙人保育士の紀乃です😊

今朝、いつものことながら、突然、
私の脳内にタイトルの
「恩返しでも対価を受取ってよい」
という言葉が飛び込んできました。

ん?恩返し??
恩返しといえば、多くの方、
特に日本人が思い出すのは
「ツルの恩返し」
という昔話だと思います。

助けられたツルが美しい布を織って、恩返しするお話です。

この一文だけでは、
「ツルの恩返し」という昔話を知らない人には、
情報が不足すると思いますので、
も少し長い概要にします。

昔々、お爺さんが傷ついたツルを助けました。
感謝したツルは美しい女性に変身し、お爺さんとお婆さんの家に住むことを決めました。
三人は幸せな生活を送りますが、女性は一つだけ条件を付けました「自分が部屋で織物をする時には絶対に中を覗いてはならない」と。
しかし、お爺さんは、気になって仕方がなくなりついに覗いてしまいます。
そしてツルが自分の羽を抜いて布を織る姿を見ました。
ツルはこの秘密を見られたため、もう人間の形を続けることはできないと言い、
別れを告げて飛び立っていきました。
というお話です。

多くの昔話や童話には子どもへのメッセージが込められていて、
「ツルの恩返し」に込められたメッセージは
「約束は守りましょうね」という学びなのかもしれません。

…もっと深いところには
「女性の秘密は気になっても見ようとしない方が良い」
という教えも込められているのかもしれません…。
(この辺りは古事記の、見ないで欲しいと言ったイザナミをイザナギが見た場面に通じるものがあるかもしれません)

さて、今朝、私が受信したメッセージ、
「恩返しでも対価を受取ってよい」に話を戻します。

私は、このメッセージを受信して、
「恩返しなのだから対価は受け取るべきではない」
と思われている方が少なくないように思いました。

もちろん、対価を受取らない恩返しもあってよいと思います。

そして、それと同様に、対価を受取る恩返しがあってもよいとも思うのです。

例えば「ツルの恩返し」のツルは、
「機織りをするので、生きていくのに充分な食べ物をください」
と約束していれば、恩返しを続けられたのではないかと思いました。

対価を求めない、何も欲しがらない恩返しは、
美しく見えるかもしれません。

ですが、恩返しをする相手にとって、
恩返しをするあなたが居なくなってしまうことが最大の損失です。

「ツルの恩返し」では、
お爺さんとお婆さんはツルが飛び立ってしまった後、
美しい布が手に入らなくなっただけではなく、
とても寂しい想いを何日もしたでしょう。
さらには、お爺さんは自分を責める気持ちにもなってしまったかもしれません。
厳しいことを申し上げると、
このツルがした約束は、
本当に恩返しになったのでしょうか?

対価ないと続けられない恩返しもあります。

状況次第ではありますが、
対価をいただけば続けられる恩返しであれば、
対価をいただいて続けて差し上げてはいかがでしょうか。

補足しますと、恩返しは、
恩返ししたいと思っていてこその恩返しです。

恩返しは義務ではありませんので、
もう充分に恩返しをした、とか、
もう対価をいただいてもこの恩返しは続けられない、と
思った時は、恩返しの辞め時です。

相手が不満足でも、
そんなことは「なるほど、そうなのですね」
と受け流してよいのです。

…恩返ししてもらって不満足を訴える輩はイケてない。。。

恩返し、おつかれさまです。

もう終わりにしたくても、
恩返しを続けざるを得ない状況に入る方も
いらっしゃるかもしれません。

大丈夫、
恩返しのお釣りは、
どこかで宇宙から返してもらえるから。

…その時は遠慮なく受け取ってね。

今回も、最後まで読んでくださり、ありがとうございます😊

紀乃

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