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庭がもたらしてくれたもの

信州に根を張る人々のストーリーを伝える小さなメディア
stories of SHINSHU、通称ストオブ。noteでは制作の裏側や直に感じたことなどをKINONEの二人が綴っていきます。
今回は連載『<GARDEN SOIL>花鳥風月の便り〜春編〜』の編集後記です。

(文:記事・写真担当_高井まつり)

長野県須坂市でナチュラルガーデンをつくる〈GARDEN SOIL〉さんとの出会いは、私がまだ東京に住んでいた8年ほど前のこと。第一子出産で里帰りをしていた時にGARDEN SOILさんで開催されたイベントに出かけたのが初めだったと記憶しています。あの日、今までにない開放感と五感が満たされる感覚を覚えてしまい、今では行きつけのガーデン(?)になりました。


あの時0歳だった娘が3歳になった2019年に長野移住。住み始めた家の庭には、もともと杏や柿などの果樹が植えられていて、山が近いこともあり、ぱっと見は緑に囲まれている印象でした。だけど、どうにも寂しげで…。少しでも居心地の良い庭にするために、好きな花を買っては空いている場所に植えてみるなど(あっという間に枯らす)、成功のないトライアンドエラーを繰り返していました。そんな時、たまたまGARDEN SOILのオーナーである田口さんと片岡さんが設計のお仕事もされているということを小耳に挟み、思い切って庭づくりをお願いしてみることに。

それはそれは素敵な設計図でした。数年後、我が家の庭がこんなふうになるなんて夢のようだと思い、話を聞きながら静かに興奮していたのを思い出します。

それから3年が経ち、今では草花がもりもりと茂る庭に。日々、移り変わる植物の姿は観察していてとても楽しいです。出かけるとき、帰ってきたとき、一息つきたいとき、ふと目をとめるだけで癒される。そして、いつの間にか外で過ごす時間が増えたり、ご近所さんが花のお裾分けをしてくれるといった新たな交流も。庭を通じて豊かさを感じる日々です。次回夏編ではどんな庭の姿が見られるのでしょうか。ご期待ください!


私たちKINONEが作る小さなwebメディア『stories of SHINSHU』では、GARDEN SOILのお二人が50代で新たな挑戦を始めた理由や、20年以上の歳月の中でつくられてきたガーデンの様子を記事と動画でお届けしています。ぜひHPよりご覧ください。


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