【連載エッセイ】余生ーわたしは何処へ向うのかー8話
明日は何十年かぶりのバイト面接だ。
あ、いやzoom面接ならこの間経験したけど人事担当者と実際に会っての面接は20年ぶりかな。
先日zoom面接を受けた職種はコールセンターで、時給等条件もかなり良かったのだけど肝心の交通費が出ない企業だった。
JR通勤する私は1日の交通費1,320円だ。月20日出勤するとして26,400円かかる。1ヶ月分の定期を購入しても22,000円程…自腹は痛い。
スナック勤務は、ラッキーな事に自宅から徒歩10分の場所に店があるから交通費の心配はいらないけど…
JR通勤者に交通費支給は必須…だから面接後に辞退した(まだ合否もでてなかったけど笑)
明日面接の所は、面接前にしっかりそこは確認した。
月上限3万円。。。!素晴らしい!
髪色規定があるらしいのでまだ受かってないけど髪も暗く染めたしネイルも落とした。
ざっくり言うと食品の販売員なのだけどネットで調べたところレジ業務の他に品出し等チカラ仕事もあるらしく、結構体力勝負らしい。
絶賛更年期不調な上に数年前から病気がちな私だけど大丈夫かな。。
と不安要素はあるけれど、そんな事言ってたら一生実家から出られないぞ!弟に早く借金返して1人で暮らすんじゃないの?とまた奮起する。
兎にも角にも面接に受からなければ始まらない。
勤めてるスナックもいつまでもあるとは限らないし、53歳がいつまで通用するかも分からない。
昼に稼ぐ道も確保しておかなければ。。。。うん。がんばろう!
昼のバイトが決まって収入が増えれば、予定より2〜3年は早く弟に借金返せる。そして晴れて実家を出て愛犬と気兼ねなく暮らせる。弟にビクビクしながらエアコンを遠慮がちに使う事もなくなる。
その頃には中古の軽自動車くらい買えるだろうから、そうなってやっと。。。自己破産後、生活を立て直しましたって胸を張れるのかな。
このコロナ禍でのまん延防止とかなければ、まだ昼職探しに本腰入れてなかっただろうな。
それを思うと、亡くなった方や罹患した方々には申し訳ないけど必要な期間だったのかも。。。
とにかく、明日の面接に落ちても引き続き昼職探していこう。
無理のない範囲でスナックと掛け持ちしていずれは、昼職だけにシフトしていけたらなと。。。60になっても70になってもホステスって…憧れるけど私には無理な気がするから。。
贅沢はしなくていいから、愛犬と穏やかに…たまに娘家族や息子が遊びに来てくれる生活が私の目標。
今はコロナ禍でもあるけれど娘家族も息子も遊びに来させるのに気をつかう。弟に。
子供達が小さい頃は可愛がってくれたのに、私との関係が悪化してから子供達とも顔を合わせたがらない偏屈者の弟。
娘が旦那さんと遊びにくる事を報告すると必ず不機嫌になる。
そして、出かけて顔を合わさない様にする。
ただ、娘に会いたいだけなのに気を遣うわホント。
もうそんな事から解放されたい。
気を遣いたくない。切実。
とにかく明日。頑張ってきます。
結果はまた報告しますね。
緋色しゅうこ