断捨離スイッチONの瞬間。(事務所断捨離ストーリー その1)
と言っても、ここは嫁に来て以来、ずーーーっと主人の領域だった。
牛に関する書類には一切タッチしていなかったが、唯一私が担当するようになったのは、子牛の出生報告、異動報告だけだ。(私の事務仕事は自宅でやっている。)
時々私も牛舎のデスクを使うことがあるが、とにかく汚かった。
食べかけのお菓子、飲みかけの缶コーヒー、書けないボールペン、何かの金具、ヘッドライト、サプリメント類、そして山積みの書類が常に置かれているので狭い。
猫も自由に歩き回るので、デスク上に砂ぼこりもたまりやすい。。。
それに混じって主人のプライベートな持ち物もあちこちに詰め込まれているので、勝手に触ってはいけない領域(触りたくない領域)」として長年放置していた。
しかし、私も責任ある立場となり、この事務所で来客の対応をするようになって次第に居心地の悪さを感じるようになった。
牛舎の事務所は常に汚いからこそ、作業着のまま出入りする私達は特に何とも思ってこなかったのだが、、
ここにスーツ姿のお客様を迎え入れるのは申し訳なく思うようになった。
もういい加減恥ずかしいぞ!!!
とにかくモノが多すぎるから散らかってるだけだ。
片付いていないから、ろくに掃除もできない悪循環。主人もその場に慣れきってるし、いつも忙しく動き回っているので、事務所のことなど何とも思っていないのだ。
またお客様と対応する時のスペースが狭すぎる。
昔から義両親たちが家で使わなくなった古いモノを牛舎で使い回す習慣があったため、座面の剥げたダイニングチェアを事務所で使ってたり(泣)
最初から快適に過ごしやすく作られた空間ではなく、有り合わせが積み重なった結果の、非常に過ごしにくいインテリアもクソもない部屋になってしまっている。
嫁に来た時からずっと思っていたことは、
「この部屋は掃除をしてもモトが汚いからキレイになった気がしない。= 掃除するだけ時間の無駄。」
割れ窓理論というものがあるが、まさにアレ。
普段から汚いから、みんながあまりキレイにしようという気が起こらない。。。
私はというと、前から汚いなとは思っていたが、
「牛舎の事務所よりまず家の方何とかしたい!」
とずーっと思っていたから、結局長年手付かずのままだった。
でも、今の私は違う。
ちょうど1年前には家全体をスッキリ快適空間に仕上げることができた。家全体で3ヶ月かかっている。
事務所はたった一部屋なんだから、その気になれば1ヶ月もかからず変えられるはずだ。
2023年の年末。
「ここも波動の高い空間に変えてやろーじゃないか!」
と力強く自ら断捨離スイッチを入れた。
事務所は私個人の場所じゃないので、勝手に好きなように動けないが、主人を手のひらで転がす方向で動くことにした。
まずは、最近ほとんどモノの出し入れがされてない本棚を撤去することを決意。
とは言ってもモノ自体は主人のモノなので、捨てるのではなく、隣の物置化した部屋に移動させてもらうことで了解をとった。
しかし!
本棚を移動させるためにはまず物置化した隣の部屋から片付ける必要があった。。。
でもスイッチの入った私は強ーい!
夕方から夜間(みんなが乳搾りをしている間)にごちゃついた部屋のいるモノといらないモノを分け、いらないモノを取り除き、床の掃き掃除をしてスペースを作った。
本棚の本(本だけじゃなくあらゆるモノが詰め込まれていたが)を全て取り除き、本棚を拭き掃除してから隣の部屋へ移動。
主人が残したい本、その他必要なモノ(消防団の法被やヘルメット等)を本棚に収納した。
うん、スッキリ!!!
本棚がなくなったおかげで、隠されていた窓があらわになった。
蜘蛛の巣と砂ぼこりのオンパレードだ。。。
次はこの窓をキレイに拭くぞー!
(続く)