弱者は必ず裏切る

#最近の学び というより、古くから知っていて最近、再認識したことだが。

不正や暴力の被害に遭っている弱者を助けると、後で必ず、助けた相手に後ろから刺されるw

だから「他人様を助けるというのは、世間を全部敵に回すだけじゃなく、助けた相手の恨みを買う件、肝に銘じておけ」と、こないだ息子に話していた。

私が中学の時、同級生にMという吃音のひどい奴がいた。
「部落のヤンキーに他地域を殴らせるのが同和教育で出世する道」という男塾中学だったので、Mもえらくイジメられていた。
で、私はMをよく助けたのだが、毎度Mは私にやられたと学校に申告する。ヤンキーと教師はニヤニヤ大喜びだ。
Mの属する「テレビ漫画を愛好する鈍くさい奴のグループ(後年オタクと呼ばれるようになった人々)」のリーダーだったMy君が、Mをたしなめて、私に謝ってくれるのだが、それでも、ヤンキーに殴られて私に助けられるたび、私にやられたと申告するのは止めなかった。

それは、当たり前の話だ。
ヤンキーに殴られたと言えば、また殴られるし、教師にも怒られる。
助けた私に殴られたと言えば、その時だけでもヤンキーや教師は被害者として遇する。
いくらナスリ付けても、私からの報復はないし、また助けてくれる。

Mにとって、最も合理的な対処は、私に助けてもらって、私を犯人にするだけ。
長期的に見て、それでは暴行が終わらない、と言う人がいるかもしれない。
だがヤンキーのバックが教師なんだから、真犯人を告発したって余計に殴られるだけだ。

不正をただす、弱者を助ける、というのを軽く考えているかもしれないが、それを可能にする権力構造があるから暴行や強姦がある。
まして、被害に遭い続けた奴は、精神的に弱くなっている。

母ちゃんを田舎の収容所型病院から身請けして嫁にして生まれた息子、父の蛮勇に憧れるところ大だが、父はそんなに強くない。現に息子には義務教育の機会さえ与えられていない。元嫁にも息子にも公務員から様々な違法行為があったが、違法行為よりも後の隠蔽のほうが、長期にわたって被害がある。

不正を働いた人は、不正を知った人に死んでほしいと願う。どんなに小さくても公権力を持っていれば、組織を挙げて潰しに来る。

同時に被害者も「またやられるのは嫌だ」で頭がいっぱいだから、精神的には加害者の奴隷になる。「助けられたせいで強い奴に嫌われる」と救助者を裏切るのは普通にある。

Twitterで反権力を語るリベラルや弁護士。
noteで社会的起業を語る福祉資格者。
「助けた弱者は後ろから刺してくる」なんて言ったら、絶対に賛同しないだろう。
「それは貴方が弱者を支配しようとしてるだけ」
と説教してくるかもしれない。

だが、それは逆だ。
支援者が、強者として、弱者を利用し支配していると、後ろから刺されない。
無償で、マウント取らず、恩にきせず、ただただ弱者の自由を回復させるだけ、の行動を取っていると、弱者は後ろから刺してくる。
相手を対等な人間として扱っている証拠だな。
(もちろん刺される支援者のほとんどは、支配的だから刺されてんだよ。勘違いするな)

被害者に感謝される支援者、ってのは加害者一味に違う看板で加わっただけだろう。
本当に、被害者を助け、恩に着せず、加害者と戦ってたら、被害者は後ろから刺してくる。

noteの福祉起業家にも、twitterの人権派弁護士にも思うんだが。おまえら「弱者救済」って意味を分かって言ってるのか?
周囲から称賛され尊敬される、公金も流れてくる、そんな弱者救済はないぞ。
左派の指示通りのハッシュタグを拡散しても、君が助けているのは弱者ではなく与党系広告代理店だ。「いま厚労省が対策を推進している大事な問題だから」って、その差別や格差つくってるのも厚労省だぜ。
自己顕示欲で、人権をネタにするのは、止めたほうがいい。率が悪いぞ。

「社会的弱者」ってのは、この社会が「コイツを潰して皆で食い物にしようぜ」と定めた者です。だから「社会的弱者を助ける」ということは、社会の決定に異を唱える、社会を敵に回す、だよな?(ムッチャ分かりやすい説明w)
助けるといっても、自分が新たな支配者になって、弱者を奴隷にしてりゃ、弱者は従う。

弱者を本当に救い、心の自由を与え、恩に着せずにいたら、加害者への恐怖や、奪われていた自尊心の復活で、後ろから刺される。

弱者救済を口にする奴は「社会全部を敵に回して、助けた相手から刺される」という覚悟が要ると思うんだ。








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