ウクライナは弾除けに金肖像画を
ロシア軍が、ウクライナ侵攻で、北朝鮮兵を使いだしたとの報道。
ウクライナの団地や学校や病院に巨大な「金王朝3代」の肖像画を吊っておけば、攻撃を回避できないか?と思い付いた。友人に話すと「かえって猛然とハチの巣にするのでは?w」と言われたが、それは違う。
ああいった極度の監視社会ってのは、密告社会である。
上官が「構わん撃て!」と命じても、後で手のひら返しされて不敬罪に問われるんじゃないか? 同僚が裏切るんじゃないか?と気になって撃てないだろう。
だから、ウクライナの団地に金王朝3代の肖像画を吊っておけば、住民が避難する時間ぐらいは稼げないかな?
北朝鮮の地下鉄車両や教室には、指導者の肖像画が飾ってある。
当初は、社会主義というかスターリニズムや、儒教や旧王朝、の影響もあるんだろうが、今のメインは大日本帝国の天皇制を模してんじゃないかな?
(その辺は専門的に研究してる方々に、勝手なこと言うなとお叱りを受けるかもしれないが、一介の短波放送愛好家としては、北朝鮮の軍歌に日本の戦中の童謡から転用された物がある件、指摘しとく)
日本の旧体制では「奉安殿」という物があった。
昭和天皇の写真「御真影」という物が下賜されていて、これを安置する礼拝堂のような物が学校に設けられていた。火災などでこれを焼失すると、校長が割腹自殺した例もあったという。
個人崇拝の体制というのは、皆が個人への崇拝を持っているというより。
個人崇拝を口実に、所属長が理不尽な強制を楽しめる。
また、その強制力がピラミッド状に積み上がって、強制力の強い体制が出来あがる。
そういう物じゃないかと感じる。
たとえば(俺が炎上しないように)金正恩体制でたとえてみると。
金正恩と金正恩肖像写真では、写真の方が大事だろう。
金正恩と所属長では、所属長の方が大事だろう。
個人崇拝体制ってのは「所属長がセクハラやパワハラできる体制」じゃないのかな?
いま日本企業で、DXシフト・女性起用・SDGs・エコ・部門廃止といったお題目が「下りて」きたら、社の利益そっちのけで、所属長の理不尽に迎合するでしょ?
福祉・学校・地域・職場のプチボスが、強姦し放題で不正蓄財し放題という必殺仕事人さながらの今の世相。故安倍晋三元総理という(まさに)戦後レジームからの脱却により、どこの組織でもプチボスが好き放題できる状態になり、強制力が強い戦前社会に戻ったわけですな。
「個人崇拝は、職場ごとのプチボスが強制を楽しめる社会」
安倍氏が没すると、皆さんハッキリと口に出さないながら解放感があり、芸能界に至るまで次々と不正が露見している、これも、最高指導者よりも所属長たちが強制力を楽しんでいた証拠です。
また、安倍氏が没してもなお、御存命中に戻そうと躍起なトリマキ文化人がいる。これもまた所属長たちが強制力を楽しんでいた証拠です。
個人崇拝体制は、その個人よりも、社会全体にプチボスが現れて、不正や強姦しまくり、国富自体も損ねてしまう。そういう反省が日本の戦後体制なんでしょう。
(安倍氏の思想と結果は合致していて、そういう点では有能だったのかも)
話が脱線しましたが。
個人崇拝体制は、最高指導者をダシにして、所属長たちが強制と不正を楽しめる社会。その個人崇拝は、理不尽で「形」を重んじる。最高指導者と御真影なら、写真の方が大事。
だから、ウクライナの団地に大きな「金王朝3代の肖像画」を吊っておけば、北朝鮮兵は同僚や上官の密告や手のひら返しを恐れて、撃てと言われても撃つまでには躊躇があるんじゃないかな?と考えた次第です。
ウクライナも旧ソ連で、スターリン時代を経験しとられるでしょうが、東洋の個人崇拝の陰湿さは、またちょっと格別。だから、騙されたと思って、金王朝3代の巨大肖像画を団地に吊ってみてほしい。
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