「元記者が教える姓名判断」

タイトルを思い付いて書いてみた。
「元記者」「~が教える」「姓名判断」それぞれ単品でも胡散臭さの大看板である。
これを重ねると、カツカレー、プリンアラモード、あるいは浪曲のスターたちがトリオを組んだ宮川左近ショー、それぐらいコッテリしてくる。

この表題を見て、本気で興味持ったとしたらアホです。ネット閲読について御自身の考え方を変えられた方が良い。
「またキノクニヤが馬鹿な揶揄を始めるのか」と覗いて下さった方、毎度ありがとうございます。

姓名判断の基礎

まず、姓名が計3字だと在日外国人、という決まりはありません。

あまり見慣れない漢字が被差別部落ということもありません。それは読む側が漢字を知らなかっただけです。
何か相違を見付けて「紛れ込んでいる奴を暴いてやった」つもりの人、暴いているのは「己の無知」だったことが、よくあります。

大雑把に言うと、姓名で判断できるのは。

氏名が、漢字+平仮名 → 議員
氏名が、ぜんぶ平仮名 → 少女漫画家

これらは高い確率で当たります。

氏名が、漢字+片仮名 → サブカル
氏名が、ぜんぶ片仮名  → 写真家


ここまで知っていると、他人を先入観で判断するのに、大いに役立ちます。

地域性

次に、苗字の地域的な偏りです。
工藤 → 青森
小野寺 → 岩手
今、今野、金 → 宮城ほか南東北
(金が算出したのと関係あるそうな)
本間 → 山形県庄内地方~新潟
大豆生田 → 栃木
望月 → 静岡、山梨
伊藤、加藤 → 愛知
野呂 → 三重
岩橋 → 和歌山
奥村 → 滋賀、京都
小谷 → 京都北部~鳥取
~垣 → 京都と兵庫の北部
~野 → 大阪
前原 → 岡山北部
村上 → 福山市
越智、首藤 → 愛媛
~原 → 南九州
園、薗を含む → 鹿児島
大城 → 沖縄

その地方だけむちゃくちゃ多い苗字で、知っているのを挙げました。

年代別

次に時代別の流行です。
勝、は戦時中で現80代。創価学会員も使う。
憲、は戦後民主化当時のインテリ世帯。
美智子など3字名は皇太子ご成婚(現上皇)当時の流行ですから現60代。
裕、は裕次郎人気によるもので50代後半。
子、を外しだしたのは70年代で40代。
さやか、が流行ったのは……現30代。
近年のものは言及を回避します。
キラキラネームは、やはり親の学歴と反比例。

もしも……
「くどう憲司」という人がいたら「青森の左翼議員だが後継が居なくて引退できずにいる」、「オーマミューダヒロユキ」なら「栃木出身の写真家で50代」と雑な決めつけを行っていいでしょうw

大雑把な流行年度と照合し「時代より早くに洒落ていたか」「時代に逆行して古風に命名したか」で、親御さんの性格も分かります。

故意に地味な中に、今風の華やかさと、親の方針をネジ込んだ、顕著な例が愛子内親王でしょう。没個性の個性、親御さんのバランス感覚と分厚い教養と我の強さwが偲ばれます。お仕事柄、そりゃそうでしょうが。

どれだけ酷いタイトルを付けられるか?
試してみたら、知ってる限りの雑学を綴る羽目になりました。

次は何をやってみようかな。
「帰国子女が教える発達障害が治るサプリ」
「元塾講師が教える脳に良いレシピ」
ぞっとしますね。

この「~が教える~」ってのは、信憑性や専門知識が無い場合に使うことで「権威ありげに見せる」台詞なんでしょう。

「~が教える~」というタイトルを見てクリックするのは、本日ただいま、この記事を生涯最後にしてくださいねw

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