寅と博
風来坊の寅次郎と、妹の夫で実直な博。
昭和世代には懐かしい掛け合いだが。
Wikipediaによると、渥美清氏も前田吟氏も、ともに、戦争で没落した記者の子で、今のフリーターのような貧困から役者になったのが目を引く。
ある程度は知的な家庭教育と、それが全く反映されない教育や進路のアンバランスから、当時の成長産業だった映画に活用され、ペーソスを開花されたのだろうか。
うちの親父も同じ生い立ちで、繊維工場で一生を終えた。生き方は博だが、飲めば寅さながらだった。
(反シックハウス建築関係の皆さんは御記憶かと思う。京都のあのオッサンです)
申し訳ないことに今、息子も親父と同じ目に遭わせている。彼はどう生きていくのだろう。