30 day book challenge 第5日
第5日のお題は、「お気に入りの古典・名作」
ちょっと待って。
これ、原語だと"Favorite Classic Novel"なんですけど、古典ってどこまでが古典なの? たとえば漱石は古典に入れていいんですか?
自分的には漱石や鷗外、太宰なんかはまだ古典とは言いがたいです。近代文学でしょう。同様にサマセット・モームも、ブロンテ姉妹あたりも古典じゃないよなーという気がします。スタンダールまで行けば古典だろうか。
おおっぴらに「古典」と言えるのはシェイクスピアとかダンテとか、それ以前かなあ。日本だったらせめて江戸時代でないと。でも井原西鶴とか古典だろうか? 古典かなあ。どうなんだろう?
というわけで、「お気に入りの古典」としてはこれをあげたいです。
「今昔物語集」
ええと、実際に読んだのはこれではありません。子ども向けのリライト版だったので詳細は違っているはず。でも一つ一つのお話がそれなりに短くてすぐ読めて、ストーリーもおもしろくて次々読んじゃいましたよ。子どもには聞かせられない話もあるようなので、そのうち大人版をちゃんと読んでみようと思います。だけどトイレの排泄物を盗む変態ストーカー男の話は子ども向けので確かに読んだぞ? 載せて良かったのかアレ?
同じように子ども向けリライト版の「宇治拾遺物語」も好きでした。今昔物語と同じ話がかぶっているもの多数。こちらにはこぶとりじいさんとか、わらしべ長者とか、よく知ったお話も入っていてさらに楽しめました。これだけじゃなく、外国のおとぎ話集みたいなのも好きでよく読んでいましたね。どちらかというと文章そのものではなくストーリー展開を重視して読むいまの読書傾向は、この辺りから来ているのかな。
「今は昔」で始まり、「となむ語り伝えられるとや」で終わる人間のいとなみのあれこれ。すてきなものから超絶下ネタまで。創作する人は創作に困ったらネタの宝庫だから読んでみるといいよ! ほれ、芥川も使ったし!