爆弾ってこんな感じよねと思った過去の記録 Day 4
皿洗いなど家事をしている最中にTVのニュースを付けっぱなしにしている。今日は浜松で強風が吹いて被害が出たということを伝えていた。
前にもちょっと書いたけれど、新聞やTVなどのニュースは、知ろうとしなくても向こうから飛び込んでくる。同じ紙面だったり、次々と違うニュースを伝えられたり。ネットニュースを見ていると、自分の興味関心のある部分だけを抽出して見ている感があり、どうも偏りを免れない。だから時々テレビを見るようにしている。
浜松の強風は大変なもので、家が壊れたり車がひっくり返ったりしていた。被害を受けた方々には心からお見舞い申し上げたい。明日は我が身かもしれないし。
そう、本当に明日じゃなくて、昨日は我が身だったのだ。
もう10年以上前になるが、忘れもしない、オットが池上彰の番組を見ておりわたしは何か片付けものをしている夜だった。
いきなり池上彰が、じゃなくて、うちのテレビが爆発したのだ。
ドドーーン!!
いや、爆発したように見えた。テレビから目潰しのような真っ白な光とすさまじい音が出て一瞬にして家中が真っ暗になった。
「なに?!」
「なにこれ???」
「懐中電灯~~!」
「お母さんどうしたの!?」(これは二階にいた子ども)
「停電?」
窓から外を覗いてみたが、よその家はみんな電気が付いている。
「うちだけ停電?!」
「ちょっとまって。ブレーカーも全部落ちてる」
「何、何が起きたの???」
雷だった。
幸いなことに携帯から電話が通じ、夜も遅かったのに北海道電力の人がすぐにかけつけてくれた。わが家に雷が落ちたと言うより、近所の地面に落ちた雷を最寄りのわが家が思いきり拾ってしまったらしいとのこと。
テレビもWiiもゲーム機類も電話機も、家の左半分にあった電化製品は全部やられて大変なことになったが、不幸中の幸いで冷蔵庫と洗濯機は無事だった。とにかくすさまじい音で爆弾が落ちたのだと思ったよ。北電さんのおかげで電気はすぐに復旧したが、壊れた家電を直すのにけっこうお金も時間もかかって物入りだった。
コンセントや配線はすべて直してもらいきれいになったが、この教訓(何の教訓だ?)を忘れないよう「落ちた」ところの壁はそのままになっている。
ふだんはテレビの影で見えないのをいいことに。
なかなか得がたい体験だった。
当たる時には当たるのね。宝くじは当たらないけど。
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