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30 day book challenge 第4日

第4日のお題は、「あなたが覚えている子どもの頃に読んだ本」

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子どもの頃が一番読書家だったんで、覚えている本が多すぎて選べないですよ。「やかまし村」とか、「カッレくん」とかリンドグレーンのシリーズはお気に入りでした。それからやはり、自分と似たような小さい女の子が出てくる物語は好きでしたね。各種お姫さまものも定番。

お下がりでもらった子ども用の文学全集があって、それも隅から隅まで読んでいました。ええ、聖書物語からアーサー王からポー、にんじん、ケストナー、ニルスのふしぎな旅、それからカレル・チャペックの物語集、落語の子ども用リライト(寿限無はこのとき覚えた!)。

だけどまあ一冊と言ったら・・・うーん、これかな。ニツカさん、見てる?

「ロード・オブ・ザ・リング」が映画になってヒットしたので知っている方もあるでしょう。あちらの原典は「指輪物語」。「ホビットの冒険」はその前日譚です。ビルボおじさんが主人公。ガンダルフは出ますが、アラゴルン(ヴィゴ!!←すみませんちょっと思い出して興奮した)は出ません。

ビルボおじさんがこの時アレを手に入れなかったら指輪物語全体のストーリーも変わっていたでしょう。子どもの頃読んだときは先にそんな大長編が待っているとは知らず、なんかドキドキする怖い物語だなあ、でも一応、大団円でよかったよかった、と思っていました。

おじさんの因果を背負ってフロドたちがあんな展開になるとは!!

その「あんな展開」をたまたま見つけたのは入った大学の図書館でした。変なフランス文学あたり(バタイユとか)を彷徨っていて、隣りの英米文学の棚で見つけたのです。
評論社のハードカバーの6冊本を! 
「指輪物語」を!!

なのでわたしにとってあの世界はあくまで瀬田貞二訳の「指輪物語」であって、「ロードオブザリング」じゃないんですよ。映画のアラゴルンやレゴラスは最高ですけどね。ふふふ。

このあと、"The Silmarillion"(後に「シルマリルの物語」としてちゃんと翻訳された)を原書で買って、結局英語が読めずに放置してしまったんですが、どうなっちゃったかなあ。実家の本棚のどこかにあるのでしょうか。いまはもうダニは出ないけど、あそこなんとか整理しないと。


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