Coffs Harbour で初!フルーツピッカーのお仕事
こんにちは!
長期休暇を利用して、NSWのCoffs Harbourにある、ブルーベリー農家で働いて来ました!
今回は、
:ファームジョブを知ったきっかけ
:どうやって探したか
:働いてみてどうか
についてまとめてみたいと思います。
*ちなみにファームジョブとは、一定期間、農作物の収穫や剪定、パッキングなどをするお仕事です。果物の収穫をする人たちはフルーツピッカーと呼ばれます。基本的にお給料は歩合制なので、頑張った分だけお給料に反映されます。「頑張った分」というのが個人によって異なるのが、大変なところです。
:ファームジョブを知ったきっかけ
きっかけは私のホストマザーのTさんでした。若い頃によくファームジョブをしていたそうで、色々な話を聞かせてくれました。
彼女曰く、「体力勝負でめっちゃ大変」、「でもまとまったお金が稼げる。」「そして何よりも、色々な人に出会える。自然の中で、普段は出来ない体験ができる。」
ブリスベンでは一応、固定の日本語教師のお仕事と、日本食レストランのお仕事は見つかりましたが、かなり生活はかつかつな状況です。英語準備コースを終えて、2月からの大学生活まで、約1ヶ月ほどのお休みがあります。せっかくなら、普段出来ない体験をしたい、後、もっと色んな人と会話をして、英語力を伸ばしたい。
そんなこんなで、ファームでのお仕事を探し始める事に。
:どうやって探したか〜日本語での求人はちょっと危ないかも〜
最初は、日豪プレスやsunbrisbaneなどで日本語で探していましたが、求人広告は山ほどあるものの、書いてある文章がなんか変だったり、問い合わせても会社の名前自体教えてもらえなかったりと、かなり怪しい.......色々な方の体験談をブログで拝読すると、ファームと働き手の間に入って、多額のお金をせしめる人や、滞在する宿と結託して、よろしくないことをする仲介者がいるということを知りました。
.....なんだかきな臭くなって来た....
とりあえず日本語で探すのは止め、他の方のブログを参考に、
ABN(政府に届け出る企業ナンバー)を確認する
TFN(個人に振り当てられる税金納入者番号)を求められるかどうか
などのポイントを押さえ、再度探す事に。
facebookのバックパッカー、フルーツピッカー向けのグループも活用しました。
最終的に、facebook の広告で見つけた、某Aという派遣会社に登録して働く事にしました。理由は、有効なABNを所持していた事、税金に関する情報をしっかりと要求して来た事、広告がまともな英語で書かれていた事、などです。
*ファームジョブをする際は、直接農家さんに雇ってもらうか、コントラクターと呼ばれる、仲介業者と契約して、色々な農家で働く、主に二つの選択肢があります。多分、日本の派遣会社のかなり大雑把なものがコントラクターと考えるとわかりやすいと思います。基本的にネット上の多くの広告はコントラクターによるものです。農家さんはコントラクターに人事を一任する事で手間を省けるし、働き手は........車がない場合は、他のピッカーさんの車を割り振ってもらえたりして便利です。ですが、振り返ってみると、働き手にとってのコントラクターを利用する利点は、車のことぐらいです。詳しくは次項で説明します。
:実際に働いてみてどうか〜仕事内容はめっちゃ簡単、でも働く環境はかなり微妙
仕事内容 ひたすらブルーベリーを摘んでバケツに入れる
以上..........本当にこれだけです。ただブルーベリーを収穫する。
最初に働いた農場はバケツごとに$5.5の給料が発生します。最初は1時間に2バケツがやっとだったので、時給換算すると$11....オーストラリアの最低時給は現在約$19.5.....つまり、しっかりと稼ぐためにはスピードアップが必要ということ。
初日は合計で12バケツ作りました。ので$66。勤務時間は朝8時から16時の8時間労働....お給料としては悲惨だ....
3日目になんとか1時間に3バケツ作れるようになり、やった!!と思っていたら、次の週からお仕事がほぼなくなりました....
理由は、はっきりとは分かりませんが、推測するに私のコントラクターが、仕事のある日に農家に人を寄越さなかったり、逆に仕事のあまりない日に30人以上の人を連れて来たりして、農夫さんがガチ切れしたからだと思っています......現場をみたし.....結局、約5日働いた後は、1週間ほど何もすることがありませんでした.....
途方もなく有り余る時間、どう過ごしたか、はまた別の記事でお話ししますね。
働く環境として、農場の話もします。
まず、農夫さんとピッカーの関係が対等ではない。説明がうまく出来ないのですが、働き手を人としてみているのか疑ってしまうような、そんなこともしばしばでした。もちろん、中にはとても良い農夫さんもいて、連絡先を交換したりもしましたが、全体的なイメージはあまり良くありません...
ワーキングホリデービザ所持者は、セカンドビザを取得するために、88日間、農家か工場で働かなくてはなりません。つまり、ワーホリの人たちにとって、農家で働くことは必須だということ。この状況が、悪徳な仲介業者や、よろしくない労働環境に繋がっているように感じました。
でも、仕事が悲惨だった分、一緒に働いた人たちとの距離はグンと近くなりました。作業自体は自然の中、自分のペースで時には友達と話しながら出来たので、嫌いではなかったです。
↓見辛いですが、ブルーベリーの木の中に見つけた鳥の巣です!
ただ、雇い手やコントラの思惑がうっすら見えて嫌な感じだった。
そんな感じの、初、ピッカーのお仕事でした!楽しかったホステルでの出来事は、また別の記事にてお伝えできればと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます:)