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ウケるX ウケさせるX

思いついた文言を検索して、既出だろうが未出だろうがそのスクショを投稿するタイプのネタツイってなんなんだと思ってたけど、あれは救済なのかもしれない。

ネタツイに限らず基本的にいいね数やインプレッション数はそのツイートの良し悪しと相関はない、というのを前提として、ことツイッター(現X)でウケるためには一定以上の投稿アカウントの発信力が必要になる。

とうぜんフォロワーが多ければ多いほど人の目につきやすいので、まずそういうアカウントを育てる必要がある。要はその界隈や一定のコミュニティに参加しなければならない。

ただ、ネタツイに関しては各個人が思いついたら勝手に投稿するだけで(ネタツイ垢、ネタツイ界隈はあるものの)そもそもコミュニティに所属して精力的に活動するようなモチベーションがある人はほとんどいない。

つまりネタツイの大部分は人目につかない、せいぜい1~3桁フォロワーの一般アカウントから発信されている。当然死ぬほど面白くても全く注目されないツイートもある。

そこで偶然、多数のフォロワーを抱えるネタツイ垢が思いついたネタが既出だった時、そのネタツイ垢が検索結果のスクショをツイートすることで埋もれていたネタツイが初めて日の目を浴びることになる。

ネタツイ垢が仲介業者的な役割を果たすわけだ。これを救いとするかどうかは先駆者側の判断によるかもしれないが、少なくともずっと面白かったものが初めて多数に評価されるわけで、悪いこととは言えないのではないか。

もちろん再拡散したネタツイ垢のセンスが載ってしまうとか、手柄がとか、そもそも発掘されていない状態が美しいとかの主張はあるけど、それらを退けて一つのテンプレートとして成立するだけの意義はあるんだと思う。


それはそれとして既出を恐れ過ぎじゃないか?とも思う。論文じゃないんだからさ……。


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