たかちゃんという友達
わたしには以前たかちゃんという友達がいました。
今思い出してもインパクトがすごいので、
記録として残しておこうと思いnoteに書いてみます。
当時わたしは金融系のプロジェクトチームにいて、
毎日ピリついた内容の仕事をしていました。
万が一ミスをすると何千万の損害がでるかもしれない、
ものすごく迷惑をかけるかもというプレッシャーの中、
仕事内容に耐えられない人続出で
鬱になって辞めていくパターンが流行って?いました。
夢にまで出てくると泣いていた子もいました。。。
今考えると恐ろしい現場だった。。
基本ふんわりとおちゃらけているわたしは鬱になることもなく、
空気を読みながら淡々とおちゃらけていた。
しかしそのおちゃらけがバレたらもうジ・エンドの職場なので、
空気を読みながら楽しく過ごす事が大事𓃋𓃋𓃋
社内メールひとつ出すにも、
正しい日本語、誤字、ビジネスメールを書けていないとなるとあの人大丈夫?のムードになりザワザワ。。
クライアント先で仕事をしていた事もあり
クライアントの目にも入るのでメール出すだけでもチェックが入る。
そんな職場の同僚で実家が肉屋の友達がいた。名前はkobaと言う。
ファンキーな見た目で特技は空気読み、必殺技はおべっかだ。
彼は将来肉屋を継ぐことが決まっていて、
ゆくゆくは会社を辞めるがとりあえず働いている。
おちゃらけが通用する良い奴だ。
とにかくでかい。(身長)
緊迫した状況でメールを送信する際に、
彼にしかわからない暗号(数字の29)←肉屋だから
を忍び込ませて盛り上がったりしていた。
めちゃくちゃメールを下にスクロールすると突如現れる29に笑う。小さな幸せ。
とにかく刺激的なことを求めていた。
怒られるか怒られないかの瀬戸際を攻めていたのです。
そしてもう一人の同僚で今でも仲の良い
上から見ても下から見ても多分同じ顔の池ちゃんという友達もいる。
池ちゃんは出会った時からハゲていて、
ハゲなのに?髭を生やしているせいで、
正面に座って見ているとだまし絵を見ているような感覚になります。
顔のパーツも薄く、良く言えば無印良品、
悪く言えば白黒写真のように過去の思い出のような顔です。
物悲しく、リアルなのか幻なのかわからない顔と言うか。。。
なので顔をじっと見つめて、「この顔存在してるのかな」と
考える時間が出てきてしまい、
ただぼんやり池ちゃんの顔を見つめてしまう時間もあるのです。
「まやかし」と呼んでいます。
最近は遊んでいないものの、
プライベートでも仲が良く、一緒に食事に出かけると
「絵しりとり」をしたり、ジョジョの新しいスタンドを考えて発表し合ったりします。
歩いて移動する時もみんなが嫌がる「普通のしりとり」も
池ちゃんだけは快くやってくれて嬉しいです。
しかし池ちゃんは人の右側に立つことができない人間で
左側オンリーで生きています。
どちらかというとわたしも左に人がいると落ち着かず、
池ちゃんと歩く時は「前後」になります。
まあ、なんだか前後も楽しいので良し𓍯𓍯
そして人が洗ったお皿でご飯を食べることが出来ないくせに、
地面に落として3秒どころか
コロコロ転がって汚れに汚れた食べ物は食べるという
ちょっと凡人とはかけ離れた部分を沢山持っています。
その通常からは逸脱したストーリーは
沢山あるのでいつか別のnoteにしたいなと思っています。
さてさてそんな殺伐とした職場で
3人でつるんで仕事をしていたわけですが
常々刺激を求めていました。
そんな時にアルバイトで入社してきたのが
たかちゃんでした。
スーツは着ているものの、宇宙を感じさせるスペイシーな
ビニールのリュックを背負っていました。
顔は腹話術の人形とだいすけお兄さんのハーフのような感じを
想像してもらえれば完璧かなと思います。
余談ですが、
わたしは例え上手で何度もこの人生で褒められてきました。
何度も褒められるうちに自信に繋がり今があります。
なのでわたしの例えは信じていただいて大丈夫です!
そんなたかちゃんとの初対面時に
池ちゃんもkobaもいたんです。
その時わたしは24時間勤務で(レートの関係で)仲良し3人組が同じ時間にいることがめずらしいのです。(パラダイス)
「おはようございます、初めまして〜」
とたかちゃんがニコニコしながらわたしたちのところに来た瞬間に
運命的なものを感じてビニールのリュックを叩き「イエーイ」としました。
池ちゃんとkobaも似たようなことをしてたと思います。
何故か口調がオネエのたかちゃん。
すぐにこっち側の人間だと思いました。
「何この職場!どういう歓迎なの!?」
この人絶対面白い。逃しちゃダメ。
本能的にそう感じました。
出会って10秒で仲良くなりました。
それがたかちゃんとの出会いです。
次のnoteでたかちゃんの詳細を書いていきます。