【元電気工事士の転職】電気を制する者はビルメンを制す
お疲れ様です。三冠王(仮)です。
経験上、どこの現場に行っても「元電気工事士」のビルメンが大活躍しているんですよね。
もはやビルメンあるあると言っても過言ではありませんが、「電気に強いビルメンは最強説」があります。
【理由】電気を制する者はビルメンを制す
建物には空調機(エアコン)や排水ポンプ、消防設備など多種多様な設備機器がたくさんあって、その設備の管理をビルメンがやっているわけです。
トイレや水道配管、蒸気トラップなど物理的に動作する設備もありますが、ほとんどの設備機器は電気で動きます。
よって、「電気を制する者はビルメンを制す」と言われているわけです。
ぜひみなさんもご自宅の中を見回してみてください。
電気が絡んでない物ってあまりないはずです。
ワンピースのエネル、ハンターハンターのキルア、テラフォーマーズのアドルフなど能力バトル漫画において電気の能力者が強いのと同じですね。
漫画の中では主人公補正だったり物語の都合で最強にはなれませんが笑。
【疑問】仕事していくうちに電気に詳しくなるんじゃないの?
たしかに空調・衛生・消防の分野であれば、
資格を取ったり、実際に点検やトラブル対応をこなしていく中である程度は知識やスキルが身に付いていきます。
ただ、電気分野だけは別物です。
ビルメンの仕事内容の浅さが原因ですが、会社に頼らず自分自身で勉強していかないとまったくスキルアップしていかない分野が電気です。
ビルメンの人は遅かれ早かれ第二種電気工事士の資格を取ることになりますが、資格を取ったというだけでは電気設備の本質的理解まではけっこう遠い道のりで、あくまで入り口だと思っています。
これを「数学」で例えるなら、
電工の資格を取っただけだと、足し算・引き算・掛け算・割り算の四則計算を覚えただけ。という感じ。
【疑問】でも60歳・未経験って人がビルメンをやれてるよね?
ビルメンの二大業務は「点検」と「トラブル発生時の1次対応」です。
点検やトラブル対応をするだけなら電気の深い知識までは必要とされず、最低限の知識があればOKだから年配の素人でもなんとかなるんです。
特にビルメンのいち兵隊として働くだけなら。
しかし、問題はトラブルが起きた時の本復旧です。
ビルメンはトラブルの原因究明ぐらいまではやって、簡単な部品交換で直るようなら自分たちで作業をしますが、無理ならば基本的には専門業者へ依頼する流れになります。
元電気工事士の人が活躍するのはこの時です。
未経験出身の私があーだこーだやっている中、
元電気工事士のビルメンはプロならではのスキルと知識で誰よりも素早く状況を判断し、原因の究明はもちろん、時には本復旧まで持っていってしまったりするからです。
(これは完全に私の偏見ですが)直接口には出さないものの、「ビルメンってこんなもんか」って顔をされている方が多い印象です笑。
おわりに
ということで、電気に強いとビルメン界の中で無双できることをお伝えしました。
もし、現役の電気工事士や元電気工事士の方で転職を考えているならばビルメンテナンス業界をオススメします。
ただし、給料だけは期待しないでください笑。
ビルメン業界は、年金支給開始までの繋ぎでやっている人だったり、できるだけ働きたくない人だったり、いわゆる意識低い系の人間が多くなりがちです。
※高い意識とプライドを持ってビルメンをやっている方もちゃんといます(覇王色)
ビルメンは点検と1次対応だけでいいからと油断せず、周りに流されないことも大切です。
現場からは以上です。
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