不安が募る日々
また1週間を過ぎた頃、検診に行った。
この日も夫と休みが被ったので付き添ってもらう事した。
ちょうど8週目に入るところだった。
インスタなどを見る限り、8週目にもなると心拍確認だけでなく母子手帳を交付されている人も多かった。
6週目で胎嚢の中が空っぽでも次の検診では心拍が確認できた!という人もいたのでまだ希望はあると思った。
今回こそ赤ちゃんが見えて欲しいと祈るような気持ちだった。
夫は隣でずっと手を握ってくれていた。
だが、エコーを見てすぐに悪い予感がした。
前回よりも大きくなっていた胎嚢。だが赤ちゃんが見えない。
先生が慎重に色んな角度からエコーを見てくれてやっと見えたのが、ぼやっとした赤ちゃんの影だった。
その影もかなり小さく3mmほど。影しか見えてないのでもちろん心拍が確認できるわけもなく、先生から流産の可能性を伝えられた。
『ここまで胎嚢が大きくなっていて赤ちゃんがはっきり見えて来ないとなると厳しいですね...また来週診せてもらったときに大きくなっていればいいんですけど...』と先生に言われて診察を終えた。
影っぽいのが見えているので枯死卵ではなさそうだが、不安は募るばかり。
帰り道に夫と近所の学校に咲いている桜を見ながら帰った。
この時はまだ少し気持ちが紛れていたが、家に帰ったら一気に悲しくなってしまって家で泣いた。
生きる糧にします。